【フォトライターの仕事】旅の手帖2024年3月号で福井市の足羽川桜並木を紹介しました

『JR時刻表』の交通新聞社が発行する月刊『旅の手帖』。
その2024年3月号では「桜前線を追いかけて」を特集しています。
北陸では福井県福井市の足羽川桜並木を中心に、福井市内の桜を取り上げ、取材・撮影は私が担当しました。

延々と続く桜のトンネルが見事な足羽川桜並木

福井市は昭和20年代に空襲と震災、さらに水害という三重苦に見舞われました。そこから立ちあがろうと、足羽川の堤防にはたくさんの桜の苗木が植えられました。それが現在の桜並木のルーツです。
福井といえば「フェニックス」、つまり不死鳥がシンボルになっていますが、それは三度立ち上がった福井市民を象徴しているといえます。そして足羽桜並木の桜の成長とともに、福井の街は発展してきました。

そんな歴史があるから、この桜並木は福井市民にとっては特別な存在なのです。

桜とぼんぼり、そして水仙が競演

足羽川桜並木を次の世代に引き継ぐために世話を続ける「ふくい桜守の会」と、花の時期に合わせて、桜並木に中学生らが詠んだ独楽吟をあしらったぼんぼりを吊る活動をしている「足羽川ぼんぼり物語実行委員会」をメインに、足羽山の足羽神社のシダレザクラも取材しました。

ドーム状になり、美しい足羽神社のシダレザクラ

足羽山名物の木の芽でんがくとこんにゃくおでん、おいしかったです。
足羽山に花見に行ったら食べる定番だそうです。
(桜のシーズン以外にも食べられます)

足羽山の茶屋の名物「木の芽でんがく」(写真は中村屋)
これもまた名物の「こんにゃくおでん」。福井でしか食べられていない地がらしの辛味がクセになる(中村屋)
福井城もライトアップされる。こちらは訪れる人も少なく、穴場

昨シーズンに撮り下ろしていた未発表写真も惜しげもなくふんだんに使い、4ページというボリュームで福井の桜を掘り下げています。

福井市内のさくら通りも両側に桜並木が続く

現在、全国の書店で発売中です!

ぜひ、ご覧ください。

旅の手帖3月号
https://san-tatsu.jp/tabite/293649/

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豆猫ネットショップはじまりました。

あけましておめでとうございます。豆猫です。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

お雑煮風〜おいしいもの図鑑

今年の予定もいくつか決まりはじめております。

大みそかにケーキを作りました~♪

実はグルテンフリー+カゼインフリーなんです!

今年は辰年ですね。

原版のポストカード

。。。。。

そんな空気の中

思いもよらない災害

令和6年能登半島地震で、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

もうこれ以上被害が起こらないことを祈り、自分に出来ることをしていきます。

追伸

ご心配いただいたみなさま、ありがとうございました。

おかげさまで、被害も怪我もなく普段とおり過ごしております。

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2023年ありがとうございました!

今年も残すところあと1日。

編集工房わかいは仕事納めが12月31日で、年始の仕事始めは1月1日の予定です。

今回は、年明け早々に納める仕事が重なって、こんな感じとなりしたが、フリーランスは働いてナンボなので、ありがたいことです。

2023年はフォトライターとしてライター兼カメラマンの仕事が堅実な上に、ライターとしての依頼や、カメラマンとしての依頼も増えてきました。

正直、フォトライターの仕事は将来的には肉体的にキツくなってくるでしょうから、ライターだけ、カメラマンだけという依頼もぼちぼち増やしていけたらいいなと考えていましたので、これはありがたい傾向でもありました。

2022年から取り組んでいた兼六園のSDGsプログラムも公開され、兼六園がSDGsを学べる場所として少しずつ認知されてきたことは、携わった者としては嬉しい限り。

今年は奮発して撮影機材のバージョンアップを実施し、遠距離の取材も楽に行けるよう、車も買い替えました。そして、憧れだった猫のいる暮らしも実現!

来年は、フォトライターの仕事はもちろん、今までの経験を少しでも世の中に還元できるようなこと(ライターや観光など)もさらに携わって行けたらいいなと思っています。

ニャンコに癒されながら仕事をしております

今年もお世話になりました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。では、良いお年をお迎えください。

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ネットショップ豆猫の休みのお知らせ

こんにちは、豆猫です。「ネットショップ豆猫」は、12月28日(木)~1月4日(木)の期間はお休みとさせていただきます。

2023年もあと3日。

あっという間の1年間〜楽しかったです!!!

明日からの年末年始は、豆猫会議⁈

食べたり〜おしゃべりしたり〜作ったり〜で、

これまた、あっという間に過ぎそうですが(笑)

しっかり来年の計画を詰めていこうと思います!

豆本・豆本キット・豆本ワークショップ・豆本アクセサリー、、、などの新作を、ジャンジャン(😱)出していきます。

お楽しみに〜♪

今年も関わってくださったみなさんありがとうございました!

また、来年もよろしくお願いいたします!

ではでは、

よいお年をお迎えくださいませ〜

おまけ。。。看板ねこのキキです。
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神田神保町古本店街

こんにちは、豆猫です。先月末に神田神保町古本店街へ行って来ました!

何十年ぶり?

実はある書店さんに豆本を見ていただくために訪ねたのですが、扱っているものが違いすぎて残念な結果となりました。。。

が、ここは古本店街。

テンション爆上がりでーーーキョロキョロ、ワサワサ、ドキドキ、心がコロコロ動き回り、

ただただ楽しい♪

えっ! 欲しい!! 即買い!!!

一目ぼれ~♪ 本棚に戻せなかった!

コーヒーのただ券もらって、まったりタイムで〜さらに物色。小ぶりの洋書をゲット!

オーストリアの作家らしいドイツ語ぜんぜん読めない。。。

そのあと豆本古書専門店「呂古書房」さんへ。

いろんな豆本がたくさん!目がキラキラ、クラクラ、、、

武井武雄さんの豆本もケースから出して見せていただき~ドキドキ! お店の方に「イルフ美術館だったら、もっとたくさん自由に見ることが出来ますよ!」と 今度行こう〜♪

ここが紹介されていた神保町応援雑誌をもらって来ました。

表紙の絵にもなっています!

東京駅付近を歩いていたら、でっかいサンタさんに遭遇ーーー

楽しいひとときでした♪

。。。。。

「冬のしつらえよそおい展 2023」無事終了しました

1ヶ月ぶりのイベントで忘れ物が多々あり😅はじめパタパタしておりました。。。が、

ゆったりとしたスペースで〜

ゆっくりと見ていただき〜

お気に入りを見つけていただき〜

たくさんみなさんのもとへ〜♪

洋書風革装名刺入れ
人気の土偶キット勢揃い!

「目指して来ました!」「いつもインスタ見てます!」、、、などの数々の嬉しい言葉たちにホクホク気分!

ドラゴンのお年玉袋はみごと完売✨✨

来年の干支ドラゴンのポストカードとお年玉袋♪

今年最後のイベント出店は、幸せ気分で終了しました!

関わってくださった全てのみなさんに感謝しております。

ありがとうございました。

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【column】AIに負けないのはアナログ(紙媒体)で培った編集や取材力

ライターの仕事って、近い将来、AIが取って代わり、無くなるんじゃないの?

そんな心配をしているというライターさんの話をときどき聞きます。

でも、AIが進化しても、次の3つは当分、人間じゃないとできないと、個人的には思っています。

・AIにほしい記事を書かせる【編集力】

何を書くかが決まれば、AIにも記事が用意できるが、その「何」を考えるのはAIにはまだ難しい

・WEBにない情報を集める【取材力】

取材に行って、ネットには出ていない情報を拾える人は有利

・記事の誤りを見抜く【校閲力】

AIは、シナッと誤った情報を返してくるのでそれを見抜く力が絶対に必要。著作権など法的に問題となる場合も考えられるので、その辺のチェック態勢が重要になる

ところで、ライターや編集者の仕事って、紙かデジタルか、媒体によって仕事の進め方に大きな違いがあることをご存知でしょうか?

その違いは、簡単に言えば、「公開後の修正ができるかどうか」ということによります。

雑誌や新聞、書籍、紙のパンフレットなどは、印刷してしまうと原則として修正ができません。部数によっては、誤ったところにシールを貼ることもありますが、大変な手間がかかります。刷り直すとなると、部数によっては追加で何百万、何千万円もかかってしまうことさえあります。

そのために、編集者やライターは間違いを起こさないようにするために、情報のウラどりを何重にもしたり、校正者をはじめ、たくさんの人たちによって確認したりします。間違いだけでなく、たとえば著作権や肖像権、あるいは訴訟を起こされるリスクなどを考えて、ライターも編集者も記事の内容を精査しています(なかには「訴訟上等!」という雑誌もありますが・・・)。それでも100%誤りをなくすことは不可能で、情報を発信することの重たさや怖さを常に感じています。

一方のデジタルは、誤った情報や問題ある情報を発信してしまったら、すぐに「消してしまえば問題ない」という考え方があります。もちろん、実際には問題ないわけではありませんが、紙媒体の産みの苦しみを知っている人間には、発表後に「修正できる」ことに望外の喜びを感じます。

実はこれを逃げにしてしまう気の持ち方自体に問題があります。間違いを起こすことへの危機意識が低下することによって、自分達の仕事の質が低下してしまうということを、紙媒体の経験者ならお分かりになるでしょう。しかし、デジタル媒体しかしたことがない人は、この感覚がわからないかもしれません。

しかし、最近では「炎上」騒ぎにあるように、一瞬でも間違った情報を上げたことで、大きな損害を被ることも多くなりました。

世の中、「1文字●円」というWEBライターの仕事がたくさんあります。これは質より量を問う仕事であり、ネットで拾える情報を切り貼りしてアップし続けるという流れの仕事。まさしく今、AIの登場で真っ先にいらなくなってしまう仕事と言えそうです。

私の場合、デジタル媒体の仕事でも紙媒体で培ってきた情報発信の重たさや怖さを考えながら仕事を進めています。その結果として、WEBでもそのような配慮を要する仕事の依頼が増えています。もちろん、「1文字●円」では考えられないギャラとなります。

紙媒体の仕事は残念ながら、減少しつつあり、なかなか新規で入り込むのは難しいかもしれませんが、チャンスがあれば、WEBライターとして一線で活躍されている若い方も、ぜひ挑戦してみることをおすすめします。それはきっと、ご自身の仕事のステップアップの近道にもなるはずです。

※写真は本文とは関係ありません(観光客で賑わう「ひがし茶屋街」。顔が分からないように加工して納品するひと手間は編集者に喜ばれます)
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豆猫の12月の豆本販売の予定

こんにちは、豆猫です。今年も残すところあと1ヶ月ですね。

年内最後のイベントは富山市です!「冬のしつらえ・よそおい展」

かわいいチラシ~

📅12月16日(土)17日(日)

⌚10:00~16:00 

🏢富山市民プラザ 

💰入場料無料

豆本「きのこ会議」の写真が載っていて~嬉しい♪

読める豆本ブックマーク、洋書風名刺入れ、クリスマスポストカード、、、など、オススメのクリスマスプレゼント🎁

来年の干支ドラゴンのお年玉袋やポストカードなど、お正月グッズ🎍

揃えて行きますーーー💨

豆猫のInstagramにて、上記のものたち紹介してます💓

ぜひ!遊びに来てください~😊

。。。。。

新しい委託販売店のご紹介です。

金沢市東山にある「かむかむきゃっと」さん

ここは猫グッズ限定のお店です!

営業日は、インスタグラムでご確認ください。

先日、猫のお話の豆本・ポストカード・ラッピングバック・ステッカー・ハンコ・トートバックを納品してきました。

場所は、金沢の観光名所「東茶屋街」ちょっと路地に入ったところにあります。建物の中は、お店やカフェが何店か入っています。

ぜひ!金沢にお越しの際は、寄ってみてください😊

。。。。。

そしてご報告が大変遅くなりました😓

「小さな手作り展」無事終了しました。

急に寒くなったり、2日目はプラス土砂降りの中、今回もたくさんの方々にお越しいただきました♪ 

ここがお目当てなの〜などの、嬉しいお言葉たちに、感謝感激の2日間でした!!!

関わってくださったすべてのみなさま、ありがとうございました。

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【ライターの仕事】ミツカン水の文化センター機関誌『水の文化』第75号で執筆しました

『水の文化』は、水をテーマにした社会貢献活動を行っているミツカンの機関誌で、毎号さまざまな切り口から水の大切さを伝えてくれます。

その75号では琵琶湖を特集しており、その中で琵琶湖の清掃活動を行っている武田みゆきさんのインタビューをしました。武田さんは環境NPOリーダーではよく知られた方。

自分のことを育ててくれた琵琶湖がゴミで汚されていくのがやるせなくて、一人でゴミ拾いを始めたのが、今では世界的な企業からも「一緒にゴミを拾わせて!」と声がかかるようになったとか。

武田さんに誘われて、なんと編集者もカメラマも私も裸足になって、琵琶湖に足を浸しながらインタビューしました。母なる湖の魅力を肌で感じつつ・・・。現地取材はやっぱ楽しいな。

武田さんの話しはとにかく面白く、また勉強になることもたくさんありました。

特集記事はWEBで公開されておりますので、ぜひお読みください。https://www.mizu.gr.jp/kikanshi/no75/

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手作りイベントで豆本販売

こんにちは、豆猫です。今週末は「小さな手作り展」です〜♪

素敵な手作り品が、たくさん並びますーーー

出店者リスト

豆猫は、豆本・ノートカバー・紙ものグッズ・ハンコ、、、などなどたくさん揃えて行きます!

ぜひ!ご来場お待ちしております。

。。。。。

先週末に開催されました「ねこばっか+ワン」無事終了しました。

たくさんの方々にお越しいただきました!

招き猫の気持ち
一番人気は~ニャー麺のステッカーでした!
良いお天気だにゃ~♪

いろんな猫グッズがあって楽しかった~♪

あそびに来てくださったみなさま、お買い上げいただいたみなさま、主催者さま、スタッフのみなさま、出店者のみなさまありがとうございました。

。。。。。

そしてそして今週末は、もう一つ「妄想時代旅行」も無事終了しました。

土偶柄の豆本のワークショップをしました。

今までとちょっと違い、小さいお友達(幼稚園・保育園)が多く一番小さい子はなんと3歳!

また、初の外国の旅行者も!

みなさんしっかり出来上がり!達成感いっぱいで喜んでいただけました~♪

組み合わせはいろいろ~~~
土偶グッズも人気で、絵本キットは完売!

あそびに来ていただいたみなさま、ワークショップにご参加いただいたみなさま、主催者さま、スタッフのみなさま、出店者のみなさまありがとうございました。

夜20時まで開催。

今回ブースにずーと居たため、縄文以外何も見ずに終わってしましました。。。

残念。。。

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金沢を代表する観光名所の兼六園をマニアックに攻めてみよう【第5回 唐崎松編】

兼六園を代表する松といえば、根上松とこの唐崎松でしょうね。

唐崎松は、樹齢約180年のクロマツで、13代藩主の斉泰が、琵琶湖を模して霞ヶ池を現在の大きさに拡張した際に、琵琶湖畔にある唐崎神社から種を取り寄せたもの。琵琶湖にこだわった藩主の想いがうかがいしれます。

水面に枝を伸ばした姿は鶴が羽ばたくように見えます

雪吊りが施された姿は、北陸の冬を象徴する景観と言っても過言ではないでしょう。

雪吊りされた松は離れたところから見ると一つに見えますが、実は唐崎松(左)と玩月松(がんげつのまつ)の2本の松からなっています。
風がない日は霞ヶ池に雪吊りが映って美しい

北陸地方特有の湿気を含んだ重たい雪から枝を守るために雪吊りが行われますが、その方法にはいくつかあり、この松は「りんご吊り」と呼ばれる方法で、最大高さ約14メートルの5本の芯柱を立て、約800本の藁縄で枝を吊ります。放射状に張られた藁縄がとても美しく、それを図案化したものが金沢のご当地ナンバープレートにもなっています。雪吊りする際、庭師はこの芯柱によじのぼり、先端から縄を投げるという、凄技を間近で眺めることもできます。

毎年11月1日から始まる雪吊り作業

ちなみに、なぜ「りんご吊り」かと言えば、りんごの木が実の重さで枝が折れないようにしたことが由来ですが、江戸時代の加賀藩はりんごの産地として有名で、長町武家屋敷や香林坊のあたりにはりんご畑が広がっていたとか。そこで行われていた「りんご吊り」が、庭木の雪吊りの呼び名にもなったのではないかという説があります。

過去に一度だけ行われた漆黒のライトアップ。ご覧の通り、真っ暗な唐崎松が見られた。でもあまり評判が良くなかったのか、以来このバージョンのライトアップは行われていない
冬の段では暖色系のライトアップが行われ、黄金色に輝く

晩秋や冬に、期間限定で夜間ライトアップが行われますが、暗闇に浮かび上がる雪吊りされた唐崎松の姿は、その美しさが際立ちます。毎年、11月1日からこの唐崎松を皮切りに雪吊りが始まり、1ヵ月半をかけて園内の約800カ所に施されます。一方、取り外しは3月15日頃から始まり、こちらはわずか1週間で完了します。雪吊りに使用された藁縄は、外された後は細かく裁断されて、堆肥として再利用されているそうで、循環型の取り組みがされています。

秋の段のライトアップは紅葉とのコラボが楽しめる
写真と文若井 憲 Ken Wakai
フリーランスで編集・ライター・カメラマンを兼務。得意ジャンルは旅行と文化。金沢市在住で北陸地方なら、得意ジャンル以外も実績は多岐にわたる。撮影ができるのも強み
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