昨日から「金沢21世紀美術館ミュージアムショップ」にて【メイドイン石川フェア】が開催されています。
そこで何と!当工房の豆本「おいしいもの図鑑」4点と「おいしいもの金沢のポストカード」を扱っていただいてます。
ぜひ!お寄りの際には、見てください。
日々思うことを綴っています。
取材って聞くと、難しそうとか、私には関係ないと思う方も多いでしょう。でも、取材は新聞やテレビの記者や雑誌のライターだけがするものではありません。
そもそも取材とは、「作品や報道の材料をある物事・人から取ること」なのです。
実はこれ、さまざまなシーンに応用できる、身につけておいて損はないテクニックなのです。
例えば社内報や学校通信の編集とか、お店のチラシを作るといった場合はもちろん、ブログに記事を書いたり、会社の朝礼でスピーチしたりする時にでも意識せずに取材行為はしています。
では、どんなテクニックがあるのか? 今の時代、取材の仕方をネットで検索すればたくさんの情報が得られますが、そのほとんどが取材のアポの取り方やインタビューの仕方、メモを取るか録音をするかなどなど、プロ向けの具体的な技術を紹介するものばかり。
そんな技術的なことよりももっと大事なことがあります。それは、集めた話を何に使うか?ということ。つまり、どんなターゲットに発信するものかということを、どれだけ意識するかということです。
取材する時には、そのターゲットになったつもりで、聞きたいことを対象にぶつければいいだけ。簡単な話ですが、意外とプロのライターでもできてない人が多いんです。
自分が知りたいことを聞いたり調べたりすると思っている人が多いのですがそれは間違い。読者が知りたいことを聞いて調べるのです。
「聞けることは全部聞いてやろう」と意気込み、いろいろな材料を集めすぎて、結局目的を見失ってしまうということも、よくあります。
以上はインプットの話。そして、アウトプット、つまり原稿を書く場合も同様に、具体的な仮想ターゲットを頭の中に思い浮かべて書かないといけません。
以前、シニア向けの情報誌の編集者をしていた時、若い人がシニア向けの記事を書くのに苦労していたのを見て、「自分のお祖父ちゃんに送る手紙だと思って書いてごらん」とアドバイスしたら、それだけで、ターゲットにふさわしい素晴らしい原稿が上がってきました。
伝えたい相手に伝わる記事を作るには、とにかく記事を読む人間の気持ちになって、取材して、書くことに尽きます。
対象が同じ世代、同じ趣味など等身大で原稿が書ける場合でも、見解が違う人や性別の違いなど、少しでも立場が違う人のことを思い浮かべると、独りよがりではなく、伝わりやすい文章になるでしょう。
自分中心の「伝える文章」ではなく、相手のことを思い浮かべながら書く、「伝わる文章」が求められるのです。「え」と「わ」の一字違いですが、このことを意識すれば、驚くほど取材や原稿書きが上達するはずです。
これからも、ライターや編集者、たまにはカメラマン、まれにはイラストレーター、デザイナーといった、本や印刷物、そしてウェブに携わる仕事に関して、私見を披露していこうと思います。もし、さらに詳しく知りたいという奇特な方がいらっしゃれば、お気軽にお問い合わせください。
取材・執筆・撮影・編集のご依頼はこちら
シンポジウムや講演会など、開きっぱなしにしていませんか?
ネット上で、「○○シンポジウムを開催しました! たくさんのご来場、誠にありがとうございました!!」など、開催をお知らせするレポートはよく目にしますが、開催されたことを知るだけで、実際にどんな話がされたのかまでは伝わってこないものが多いです。
また、議事録のようなレポートもありますが、議論された内容を詳細に知ることはできますが、これだと長すぎて読む気が起こらないというのも多いです。
主催者は素晴らしいシンポジウムを開催できたことで満足してしまいがち。そのお気持ちは痛いほど分かります。
でも、開催テーマの周知ということが開催目的にあるのでしたら、それで終わってしまうことは実にもったいないのです。
その内容をより多くの方々にシェアしてもらえる、読んでもらえる開催レポートを発信すべきです。
もちろん、これを主催者がこれも行うとなると、ウンザリ・・・というのが本音でしょう。シンポジウムが終了したら、1日でも早く日常業務に戻りたいですよね。
そこで、「豆本工房わかい」がレポートの代行を承ります。
編集者・ライター・カメラマンの技術を駆使し、開催レポートを読み物にして、アーカイブされる「記事」に仕上げます。一人で全て行いますので、費用を抑えることもできます。
シンポジウムの告知から、当日の取材・撮影、レポート作成まで、一式をお受けすることが可能です。視察会などのレポートもいたします。
イベントを企画している企業の方は、レポート代行もセットにしてクライアントにご提案してみてはいかがでしょうか?
実績多数、詳しくはこちらから、お気軽にお問い合わせください。
開催概要をお知らせいただければ、無料でお見積りします。
交通新聞社が発行する『旅の手帖』の5月号(2019年4月10日発売)の第一特集「湯めぐりしたい温泉街」で、山中温泉のページの取材・執筆を担当しました。
山中温泉、久しぶりにじっくりと訪ねましたが、やっぱいいですね。
なかなか行く機会がなかった「東山ボヌール」や、巷で人気急上昇中の「和酒Bar 縁がわ」、「mokume」など、最新のスポットを回ってきました。
山中温泉は女性に人気というのもうなづける、おしゃれなところ。
実はオトメゴコロもある私が丹念に取材して記事にしました。
全国の皆さんはもちろん、地元、石川の人にも読んでいただきたい、山中温泉の紹介記事です。
この特集では、野沢温泉や有馬温泉、伊香保温泉など、他にも、温泉街をゆっくりと散策したり、外湯めぐりを楽しみたくなる、そんな日本を代表する温泉街がラインナップされています。ぜひ、読んでくださいね!
*旅の手帖の最新号の詳しい情報は、こちら
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本日、新元号発表!
平成から令和へ。時代は流れていきますね。
昭和ど真ん中生まれの私、次の元号が変わる時は、空から見ているかも(汗)。
さて、3月に発行された2誌にちょっとだけ関わらせていただきましたので、ご報告を。
まずは、鉄道旅行がお好きな方にはお馴染み、『旅と鉄道』の発行元、天夢人から出た女子鉄応援マガジン『Tre Trip Vol.2』。
今回の特集は、鉄道で花を愛でる、「花鉄」です。
特集には、あいの風とやまがドーンと出ていますが、私が担当したのは、「全国の鉄道×花スポット」です。九州から北海道まで、全国で花鉄が楽しめるスポットを紹介しています。
昨年秋に出た創刊号に引き続き、お手伝いさせていただきました。
私のようなオジさんが女子旅の紹介をするのは、「詐欺だ!」と言われぬように、女子力も磨いて、3号でもお手伝いできるように精進したいです。
ちなみにこの雑誌、この第2号は売れ行き絶好調みたいで、Amazonでは、3つの部門で「ベストセラー1位」を獲得したそうです。
以前私が編集していた『自然人』という雑誌は、ベスト20位入りが最高でしたので、「ベストセラー1位」のフラッグがつくのは夢のまた夢でした。少しではありますが、自分が関わった雑誌に憧れのフラッグがついてくれたのは感慨もひとしおです。
「花鉄」、流行りそうですね!
もう1誌は、CAPが毎年発行しています『富山(石川)のラーメン2019-2020』で、こちらもほんの少しだけですが、3軒ほどのラーメン店の取材(撮影も)をしました。
実は何を隠そう、このような本格的なラーメン本の取材は、今回が初めて。
『自然人』では、「ラーメン屋の記事が出ていないところが好き」という読者が多かったので、封印してきました。
なので、「ガツンとくる焦がしニンニクが・・・」みたいな、キメ言葉は使い方がわからず。。。私の取材したところだけ、店主の人間味がにじみ出るような内容となっています(笑)。
それにしても、知らなかったラーメン業界の奥の深さを知ることができて、面白い取材でした。
血圧が高いので、たくさんの取材はできませんが(汗)、またやってみたいです。
Tre Trip Vol.2 春を楽しむ電車旅(別冊山と溪谷)
https://www.amazon.co.jp/dp/4635821234/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_z8AOCbAAA77XX
富山(石川)のラーメン2019-2020
http://cap-news.sblo.jp/article/185796077.html
本屋さんで見かけたら、ぜひお手に取ってみてください!
金沢市にある室生犀星記念館から依頼を受け、犀星の詩集をモチーフにした豆本アクセサリーを製作、室生犀星記念館で発売しました。
『愛の詩集』『第二愛の詩集』『抒情小曲集』の3種類あり、小さいながらも中を開けば、ちゃんと、それぞれ3編の詩が入っています。
これは、室生犀星生誕130年を記念する同館の企画で、豆本というのがウケたようで、地元の新聞各紙が大きく取り上げてくださいました。
北陸中日新聞 3月15日記事【リンク切れ】
https://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20190315/CK2019031502000054.html
おかげさまで、その翌日には一部が、翌々日には全部が完売となってしまい、現在、慌てて追加製作を行っています。少々お待ちください。
金沢が生んだ文豪・室生犀星の、いわばオフィシャル豆本。他では買えない、レアな金沢土産としていかがでしょうか? 同館のミュージアムショップで販売しています。
3月9日、能登半島の真ん中、和倉温泉加賀屋さんで、豆本づくりの体験を開催しました。
和倉温泉といえば、そう、あのプロが選ぶ日本のホテル・旅館100選でずっと首位を守り続けている、日本を代表する名旅館。そんなスゴイところからオファーをいただき、体験を行うことに。
今回は、能登上布を使った豆本づくりをというご依頼。当工房の豆本キットをベースに、生地は能登上布4種類と加賀友禅1種類の計5種類から、見返しや花布(はなぎれ)、しおりも好きなものを選んで、豆本を作っていただきました。
実は、今までワークショップや手作りクラフトのイベントなどで体験をやってことはありましたが、このような旅行でいらした方の体験はやったことがなくて、その意味では私たちにとっても貴重な体験となりました。
やってみて反省すべき点も多く、中でも体験時間が長すぎたことが一番です。
今回は30〜40分くらいかかってしまいましたが、これではお客さんが飽きてしまったり、次の予定に影響が出てしまったりしました。
その点に関しましては、すでに改良策を考えており、時間は短く、しかもより完成度も上がったものが作れるようにするつもりです。
今回、加賀屋さんで豆本づくり体験をしてくださった皆さん、そして、このような最高のステージを体験する機会を与えてくださった加賀屋さんに御礼を申し上げます。
ちなみに、この体験には後日談があり、その時に作った豆本をどこかに忘れてきてしまい、一生懸命にネットで探して、当工房のサイトにたどり着き、改めてキットを購入してくださった方がいらっしゃいました。そこまでお気に召していただけ、嬉しい限りです。
交通新聞社が発行する月刊旅行雑誌『旅の手帖』の3月号・第二特集「楽しい“どんづまり” 終着駅のある町へ」で、のと鉄道穴水駅と穴水町めぐりの記事を書きました。
穴水町の風物詩・いさざ漁や、明治時代にこの地にやってきたパーシヴァル・ローエル、そして地元で愛され続ける銘菓などを取材。久しぶりに本気で撮ったのと鉄道の走行写真も見もの(?)です。
2月10日全国の書店で発売。
また、JRの『ジパング倶楽部』の3月号・特集「自然溢れる美術館」では、岐阜県高山市にある飛騨高山美術館を取材・撮影しました。この美術館は、アール・ヌーヴォー、アール・デコを中心とした装飾美術に特化した世界的にも珍しい美術館で、ミシュランの三つ星など世界的な評価が高いところ。取材日は運良く晴れてくれ、美しい北アルプスを望む美術館の写真を撮ることができました。『ジパング倶楽部』はジパング倶楽部会員限定の旅の情報誌となり、書店等で購入はできません。
取材・執筆・撮影・編集のご依頼はこちら
金沢在住のフリーライター&カメラマンの若井です。
金沢で訪ねたい観光地というと、「ひがし茶屋街」や「金沢21世紀美術館」、「近江町市場」の人気が高いようです。この3カ所ももちろんいいですが、やはり金沢にいらしたらぜひ訪れていただきたいと思うのが「兼六園」です。
日本三名園のひとつで国の特別名勝でもあり、フランスのミシュランのガイドブックで三ツ星の評価をされている、まさしく日本を代表する観光名所。
その名前の通り、同時に実現することはできない6つの景観を兼ね備えている、いわば奇跡の庭園ともいえるのです。
「では、いつの季節が一番おすすめですか?」
そんな質問をよく受けますが、兼六園の魅力は四季それぞれに違います。なので、どの季節が一番いいとは言えないんですよね。
百聞は一見に如かず。その魅力を写真でお伝えしましょう。
いかがでしたか。オリジナル作品でまとめましたので、見たことのない写真も多かったことと思います。
駆け足観光で徽軫灯籠だけ見て満足せず、ぜひじっくりと兼六園の隅々まで眺め、そしてまた違う季節にも訪ねてください。
ちなみに、フラッと個人で自由にめぐるよりもディープに兼六園の魅力を知ることができる、ガイドと楽しむ兼六園もおすすめです。
写真と文/若井 憲 Ken Wakai フリーで編集・ライター・カメラマンを兼務。得意ジャンルは旅行と文化。金沢市在住で北陸地方なら、得意ジャンル以外も実績は多岐にわたる。撮影ができるのも強み *取材・編集のご依頼はこちら
今年の初仕事は、豆本キットで豆本を作りました。
「製本」のためのキットなのですが
豆本が出来たけど…
何に使う?
やっぱり本文が無いと面白くない!
で今回、高校で豆本ワークショップを開催する事になり、本文を先に作ってもらっておいて、それを製本するという事に~♪
見本を作りました。
けっこう雑!
今回はこれを見本に作ってもらいますが、反省というか…いやーお恥ずかしい限りです
でも、とっても面白かった!
私自身もっと素敵なものを作りたくなりました。