和倉温泉加賀屋さんで豆本づくり体験を開催しました

体験の他、豆本や針山も販売しました

3月9日、能登半島の真ん中、和倉温泉加賀屋さんで、豆本づくりの体験を開催しました。

和倉温泉といえば、そう、あのプロが選ぶ日本のホテル・旅館100選でずっと首位を守り続けている、日本を代表する名旅館。そんなスゴイところからオファーをいただき、体験を行うことに。

今回は、能登上布を使った豆本づくりをというご依頼。当工房の豆本キットをベースに、生地は能登上布4種類と加賀友禅1種類の計5種類から、見返しや花布(はなぎれ)、しおりも好きなものを選んで、豆本を作っていただきました。

実は、今までワークショップや手作りクラフトのイベントなどで体験をやってことはありましたが、このような旅行でいらした方の体験はやったことがなくて、その意味では私たちにとっても貴重な体験となりました。

生地が選べたことは好評でした

やってみて反省すべき点も多く、中でも体験時間が長すぎたことが一番です。

今回は30〜40分くらいかかってしまいましたが、これではお客さんが飽きてしまったり、次の予定に影響が出てしまったりしました。

その点に関しましては、すでに改良策を考えており、時間は短く、しかもより完成度も上がったものが作れるようにするつもりです。

今回、加賀屋さんで豆本づくり体験をしてくださった皆さん、そして、このような最高のステージを体験する機会を与えてくださった加賀屋さんに御礼を申し上げます。

ちなみに、この体験には後日談があり、その時に作った豆本をどこかに忘れてきてしまい、一生懸命にネットで探して、当工房のサイトにたどり着き、改めてキットを購入してくださった方がいらっしゃいました。そこまでお気に召していただけ、嬉しい限りです。


能登上布を仕入れに

豆本工房わかいのノートカバーやペンダント、イアリングなどによく使う生地の一つが「能登上布」です。豆本『能登のおいしいもの図鑑』の表紙生地も能登上布なんですよ。

「能登上布」とは、石川県中能登町や羽咋市に伝わる最高級品の手織りの麻織物です。2000年の歴史を持ち、崇神天皇の皇女がこの地に下向され、野生の麻を紡ぎ、この地の女性に教えたことに端を発すると伝えられています。細い十字が並ぶ絣(かすり)模様が代表的。絣づけは、糸を先に染めてから行うもので、経験と熟練の技が求められます。

今回は、いつもの能登上布会館と、初めて山崎麻織物工房にもお邪魔して、いくつか端切れを購入してきました。
昔ながらの機織り機を使い、職人さんが長い時間をかけて織り上げる能登上布。これを使った作品は、放つオーラが全く違います。

品薄になっていましたが、これで新作が続々登場する予定。ぜひ、イベントなどで実物をご覧ください。

写真・文〇若井 憲