今まで書いた北陸の桜に関する記事をまとめました。
2024年のお花見に出かける際のご参考にしていただければうれしいです。
※能登方面にお出かけの際は、現地の最新情報を確認してからお出かけください。
富山県・石川県・福井県のお花見スポット一覧
今まで書いた北陸の桜に関する記事をまとめました。
2024年のお花見に出かける際のご参考にしていただければうれしいです。
※能登方面にお出かけの際は、現地の最新情報を確認してからお出かけください。
富山県・石川県・福井県のお花見スポット一覧
敦賀駅まで延伸した北陸新幹線に乗って福井の桜を見に行こう!
長年、旅行雑誌やWEBで北陸の桜を紹介している
金沢在住のフォトライターが、
福井県内の桜の中から、撮り下ろした
おすすめしたい31カ所をピックアップしました。
今年のお花見はどこへ行こうか? という時に、参考になれば嬉しいです!
【嶺北】
足羽川桜並木(福井市)
足羽川の堤防上に続く、全長約2.2km、600本の桜が続く桜並木は、幹回りの大きなソメイヨシノが多いため、「スケール感で日本一」ともいわれる。福井県で最もポピュラーなお花見スポットであり、そばの足羽山公園とあわせ、日本さくら名所100選に選ばれている。見ごろにあわせて夜間ライトアップが実施され、大いに賑わう。河川敷には露店や川床風の「桜床」も登場する。昭和27年(1952)に開催された「福井復興博覧会」を機に植樹されたもので、復興への思いが込められた桜は、市民らに大切に守られている。
見頃:4月上旬
足羽神社のしだれ桜(福井市)
足羽神社のしだれ桜は樹齢約380年という巨木で、形が整ったドーム型をしている。夜はライトアップされ、暗闇に妖艶な姿が浮かび上がり、幻想的。このしだれ桜をはじめ、足羽山公園は足羽川桜並木とともに、日本さくら名所100選の一つに選ばれている。
見頃:4月上旬
福井城址(福井市)
福井城は家康の次男・結城秀康が入城するために築かれた城で、その本丸と二の丸を設計したのは徳川家康だといわれている。笏谷石の石垣に淡いピンクの桜が映える桜の名所で、開花にあわせて夜はライトアップされ、お堀の水面に桜が映れば、神秘的な美しさ。足羽川桜並木に比べると、花見に訪れる人はやや少なく、静かに花見をするならこちらがおすすめ。福井駅からも近いので、列車の待ち時間とかにちょっと寄ってみるのもあり。
見頃:4月上旬
足羽山 愛宕坂(福井市)
足羽山全体には約3500本の桜があり、足羽川桜並木とともに日本さくら名所100選に選ばれている。足羽山への登山道として開かれた道で、笏谷石の145段の階段が165メートル続く。春と秋には「灯の回廊」が開催され、夜は行灯が点って幻想的。坂の途中を少し入ったところにはライトアップされた桜の木がある。坂を登ったところには愛宕坂の展望台があり、さらに進めば足羽神社がある。
見頃:4月上旬
さくら通り(福井市)
福井市の中心部を東西に走るこの通りは、両側に桜並木が延々と続き、春は桜の花に包まれる。福井市立順化小学校近くの歩道橋からの眺め(写真)がおすすめ。ソメイヨシノの他、八重桜も植えられ、長い間、花見が楽しめる。
見頃:4月上旬
味真野小学校 校庭の桜(越前市)
校庭の桜と聞くと、校庭の隅っこに植えられた桜をイメージされると思うが、ここでは校庭のど真ん中に大きなエドヒガンが1本植っていて、そんな概念を根底から気持ちいいくらいに覆してくれる。推定樹齢140年以上と言われ、樹齢1,000年を超えるものもあるエドヒガンとしては、立派に見えてもまだ若木なのだとか。この桜はこれから先も何百年と、校庭のど真ん中から子どもたちの成長を見守ってくれることだろう。
見頃:4月上旬
花筐公園(越前市)
世阿弥の謡曲「花筐」の舞台として知られる花筐公園(かきょうこうえん)。ここでは約1,000本の桜が咲き誇る。茅葺きの古民家と桜、桜の花越しに眺める町のいらかの波、桜の木の下に広がるカタクリの花など、里山で長閑なお花見気分が味わえる。公園内には福井県天然記念物の淡墨桜がある。
見頃:4月上旬
吉野瀬川(越前市)
吉野瀬川の太田橋から野上橋の間、両岸から枝を伸ばす見事な桜並木。桜の木の密集度が半端ない。
見頃:4月上旬
陶の谷駅跡(丹生郡越前町)
かつてここを走っていた福井鉄道鯖浦線の駅の跡。レールの一部とプラットフォーム、駅名標に往時の面影が漂う。長閑な田園風景を背景に枝ぶりの良い桜が花開く。すぐ近くの法華寺の枝垂れ桜とあわせて訪ねたい。
見頃:見頃:4月上旬〜中旬
法華寺 しだれ桜(丹生郡越前町)
越前町蝉口の法華寺に、樹齢約100年の立派な枝垂れ桜がある。毎年春になると見事な花をつけ、近くの陶の谷駅跡ともに越前町代表する桜名所に。
見頃:4月上旬〜中旬
越前陶芸村・陶芸公園(丹生郡越前町)
しだれ桜やソメイヨシノ、八重桜などが植わり、桜の遊歩道に囲まれた芝生の広場など、広い園内ではお花見ピクニックが楽しい。敷地内には桜の岡本太郎やイサム・ノグチなど、日本を代表する作家のアート作品が置かれ、花見とアート鑑賞が同時にできる。4月中旬には「越前陶芸村しだれ桜まつり」が開催され、全国のクラフト作家が出展する。
見頃:4月上旬〜中旬
切妻屋根群(丹生郡越前町)
農林水産省の「美しい日本のむら景観百選」や福井県の「福井ふるさと百景」にも選定された伝統的な切妻屋根の民家が立ち並ぶ集落。高い台にある宮崎小学校からは、桜並木越しにそんな美しい集落を一望できる。
見頃:4月上旬〜中旬
西山公園(鯖江市)
西山公園といえば、初夏のツツジと園内にある動物園のレッサーパンダが有名。しかし、約1,000本という桜の木があり、園内が華やぐ。なかでもすり鉢状になったお祭り広場の立体的に桜の木が広がる様子は圧巻。
見頃:4月上旬〜中旬
日野川(鯖江市)
西山公園のそばを流れる日野川では、桜並木と菜の花の競演を見ることができる。
見頃:4月上旬〜中旬
えちぜん鉄道永平寺口駅前(永平寺町)
えちぜん鉄道永平寺口駅前には大正時代に建てられた「旧京都電燈古市変電所」(国の登録有形文化財)があり、重厚な赤レンガ造りの建物を背景にして咲く、なかなか立派なソメイヨシノが4本。かつてここにあった幼稚園の園庭にあった桜がそのまま残っている。
見頃:4月上旬
熊野神社(永平寺町)
永平寺口駅から志比堺駅方面へ歩いて5分ほど、小高い丘の上に鎮座する熊野神社の斜面が桜に覆われ、その脇を走るえちぜん鉄道の電車と桜をカメラに収めることができる。
見頃:4月上旬
保田駅(永平寺町)
えちぜん鉄道保田駅の勝山方面には線路脇に桜並木があり、桜と残雪の雪山、ローカル電車を一度にカメラに収めることができる。
見頃:4月上旬
霞ヶ城公園(坂井市)
小高い丘に建つ丸岡城は別名・霞ヶ城と呼ばれ、天守(国指定重要文化財)は、江戸時代以前に建てられた日本に12しか残っていない「現存天守」の1つ。天守の規模はあまり大きくないが、威風堂々とした佇まいは、訪れた人を魅了してやまない。この丘一帯は、霞ヶ城公園と呼ばれ、約400本のソメイヨシノが植えられている。夜はライトアップされて、天守を包むかのように咲き乱れる姿は圧巻。例年、ふもとには露店が並び、花見客で賑わう。日本さくら名所100選にも選定されている。
見頃:4月上旬
竹田の里 しだれ桜(坂井市)
坂井市の山間部にある竹田の里。あたり一帯には700本ものしだれ桜があり、なかでも「たけくらべ広場」は、100本ほどのしだれ桜が咲き競い、まるで桃源郷のよう。普段は静かな山里だが、桜の時期は多くの花見客で賑わう。見ごろに合わせて「竹田の里しだれ桜まつり」が開催され、なかでもその期間中に行われるライトアップはおすすめ。暗闇に浮かび上がる桜の花の帯は、妖艶なムードが漂い、思わず息をのむ美しさ。
見頃:4月下旬
女形谷のサクラ(坂井市)
樹齢400年ともいわれる県下有数のエドヒガンの老樹で、福井県指定天然記念物。
見頃:4月上旬
あらた坂《山室の桜並木》(あわら市)
アニメ『ちはやふる』に登場する桜並木のモデルといわれる並木道。
見頃:4月上旬
【嶺南】
金崎宮(敦賀市)
金崎宮には境内に約400本のソメイヨシノがあり、桜の咲く時期には、願いを込めた桜の小枝を交換する神事「花換まつり」が行われる。もともと金崎宮へ桜見物に訪れた人々が「花換えましょう」と声をかけあい、桜の小枝を交換することで思いを伝えたのが始まりといわれる。
見頃:4月上旬
粟野駅周辺(敦賀市)
JR小浜線のこの駅には、線路脇に数本の桜があり、桜と電車を一緒にカメラに収めることができる。また、駅前には本数は少ないが枝ぶりのいい大きな桜が小さな並木をつくっていて、桜の間からは集落を見下ろすことができる。
見頃:4月上旬
神子の山桜(三方上中郡若狭町)
若狭湾の常神半島にあり、江戸時代に開墾された油桐畑の境に植えられたヤマザクラが、長い年月を経て斜面一帯に増えたもの。ヤマザクラの薄いピンクと芽吹いたばかりの周囲の木々の萌黄色、針葉樹の濃い緑とが重なって、まるでパッチワークのように。海の青と相まって、唯一無二の絶景が広がっている。県指定名勝に指定され、神子の東西約1km、南北200mの区域に広がり、その本数は約300本。数の多さに地元の人は「千本桜」とも呼ぶ。
見頃:3月下旬〜4月上旬
水月湖畔(三方上中郡若狭町)
ラムサール条約に登録された三方五湖の中で一番大きい水月湖。海水と淡水が混ざる汽水湖で、湖底には7万年以上もの歳月の堆積物が年輪のように積み重なった「年縞」があり、奇跡の湖とも言われる。この年縞は、地質学的年代決定での世界標準になっている。水月湖の湖畔に沿って続く県道216号線には桜並木があり、桜の花と湖水とのコントラストが美しい。対岸の山肌は、自然に広がったヤマザクラだろうか、ピンクの水玉模様になっているのも印象的。菜の花と桜のコラボはよくあるが、ハマダイコンと桜というちょっと珍しいコラボも。
見頃:4月上旬
三方五湖レインボーライン(三方上中郡若狭町)
無料化された三方五湖レインボーラインからは、点在する桜の木が水玉模様のようになった山々や岬、湖水の色がそれぞれ違う三方五湖、そして若狭湾の海を俯瞰して見ることができる。
見頃:4月上旬
【奥越】
勝山弁天桜(勝山市)
一目千本とも呼ばれる奥越の桜名所。九頭竜川の右岸には約1.5km、450本のソメイヨシノが続く。川に掛けられたたくさんの鯉のぼりや、残雪の山々との共演はとても絵になる。この桜は「桜の名所にしよう」と、昭和初期に地域の世話役をしていた人が、私財を投じて桜の苗木を購入したり、自分の畑で苗木を育てたりして、現在のベースを作り、今は地元住民たちによって大切に守られている。福井市の足羽川桜並木より数日遅れて見頃を迎える。
見頃:4月上旬〜中旬
花月楼のしだれ桜(勝山市)
国の登録有形文化財「旧料亭花月楼」をリノベーションした「旬菜食祭 花月楼」の玄関先には樹齢100年以上の見事なしだれ桜がある。
見頃:4月上旬〜中旬
勝山駅(勝山市)
駅舎が国の登録有形文化財に登録されるえちぜん鉄道勝山駅。駅の手前、線路脇に1本の桜の木があり、車窓を彩る。
見頃:4月上旬〜中旬
亀山公園(大野市)
天空の城としても有名な大野城がある。山頂付近からは眺めがいい。
見頃:4月中旬
九頭龍湖(大野市)
大野市の山間部にある九頭竜湖。紅葉の名所として有名だが、その湖畔にはたくさんのソメイヨシノやヤマザクラ、ヤエザクラなどが植栽され、湖を背景に咲く花は楚々として美しく、桜の名所としても知られる。見ごろが遅いのも特徴で、平地ではとっくに花が散ってしまったGW頃に開花の便りが届く。「花見気分をもう少し味わいたい!」と思っている人には、この上ない。
見頃:4月下旬
※掲載は順不同
※写真の無許可転載はご遠慮ください(有償で貸し出しします)
◉Coming soonの桜(近々撮影に行く候補)
・妙祐寺のしだれ桜(小浜市)
・小浜公園(小浜市)
・明通寺(小浜市)
・神宮寺(小浜市)
・名田庄の桜並木(おおい町)
・丸山公園の桜(おおい町)
・佐分利街道の桜(おおい町)
・城山公園・明鏡洞(高浜町)
・越前岬水仙ランド(越前町)
・レインボーパーク南条(南越前町)
・芦山公園(越前市)
・鮎街道の桜(永平寺町)
・興行寺のしだれ桜(永平寺町)
・一乗谷朝倉氏遺跡(福井市)
・福井総合グリーンセンター(坂井市)
・矢ばなの里(大野市)
・カドハラスキー場跡地(大野市)
筆者が書いた「北陸の桜」の記事は他にもあります。
● 祝! 北陸新幹線敦賀延伸 金沢でお花見〜人気スポットから穴場までおすすめ26選〜
●【富山・石川・福井】北陸の桜名所図鑑・完結編! ベスト10+おすすめ48選 地元の桜ツウが教える北陸の桜名所・全58カ所!
●【富山・石川】北陸の桜名所図鑑 2022年に一気にめぐってきた編〜2023年の花見スポット探しに使える! 穴場スポット情報も〜
●【富山・石川・福井】北陸の桜名所図鑑 2021年に一気にめぐってきた編
写真と文/若井 憲 Ken Wakai フリーで編集・ライター・カメラマンを兼務。得意ジャンルは旅行と文化。金沢市在住で北陸地方なら、得意ジャンル以外も実績は多岐にわたる。撮影ができるのも強み *取材・編集のご依頼はこちら
『JR時刻表』の交通新聞社が発行する月刊『旅の手帖』。
その2024年3月号では「桜前線を追いかけて」を特集しています。
北陸では福井県福井市の足羽川桜並木を中心に、福井市内の桜を取り上げ、取材・撮影は私が担当しました。
福井市は昭和20年代に空襲と震災、さらに水害という三重苦に見舞われました。そこから立ちあがろうと、足羽川の堤防にはたくさんの桜の苗木が植えられました。それが現在の桜並木のルーツです。
福井といえば「フェニックス」、つまり不死鳥がシンボルになっていますが、それは三度立ち上がった福井市民を象徴しているといえます。そして足羽桜並木の桜の成長とともに、福井の街は発展してきました。
そんな歴史があるから、この桜並木は福井市民にとっては特別な存在なのです。
足羽川桜並木を次の世代に引き継ぐために世話を続ける「ふくい桜守の会」と、花の時期に合わせて、桜並木に中学生らが詠んだ独楽吟をあしらったぼんぼりを吊る活動をしている「足羽川ぼんぼり物語実行委員会」をメインに、足羽山の足羽神社のシダレザクラも取材しました。
足羽山名物の木の芽でんがくとこんにゃくおでん、おいしかったです。
足羽山に花見に行ったら食べる定番だそうです。
(桜のシーズン以外にも食べられます)
昨シーズンに撮り下ろしていた未発表写真も惜しげもなくふんだんに使い、4ページというボリュームで福井の桜を掘り下げています。
現在、全国の書店で発売中です!
ぜひ、ご覧ください。
筆者が今まで撮りためてきた北陸三県(富山・石川・福井)の桜名所の写真を一堂に集めました(全93カ所)。
北陸の桜名所ってどこ? 例年の見頃はいつ? そもそも北陸の桜ってどんな感じ? などなど、北陸の桜について写真中心に紹介。2024年の花見の参考にしていただけたら嬉しいです(今後追加や更新もしていく予定/最終更新日:2024年3月24日)。
※見頃は年によって1週間ほど前後します。最近は早まることが多く、最新情報をご確認ください。
【おすすめ】マークは筆者の個人的な推しスポット
【穴場】マークはあまり知られていませんが、超おすすめスポット
北陸の多くの桜名所を訪ね歩いた筆者が独断と偏見でベスト10を挙げるとしたら、次の10カ所かなと思います(順不同)。
①松川公園(富山県富山市)/4月上旬
②あさひ舟川「春の四重奏」(富山県朝日町)/4月上旬
③高岡古城公園(富山県高岡市)/4月上旬
④小矢部川河川公園(富山県南砺市)/4月中旬
⑤兼六園(石川県金沢市)/4月上旬
⑥石川県農林総合研究センター林業試験場樹木公園(石川県白山市)/4月中旬
⑦能登鹿島駅(石川県穴水町)/4月中旬
⑧足羽川 桜並木(福井県福井市)/4月上旬
⑨霞ヶ城公園(福井県坂井市)/4月上旬
⑩金崎宮(福井県敦賀市)/4月上旬
規模だけでなく、プラスアルファや個性的なものをチョイスしました。ただ、甲乙つけ難いところもたくさんあるし、実は評判は聞くものの、まだ実際に行ったことがない場所も入れていませんので、今後改訂していくかもしれません。
今まで回ってきた北陸の桜名所と名桜を一挙公開します! 2022年の花見のご参考になれば幸いです。
【福井県】
・神子の山桜(三方上中郡若狭町)/3月下旬【おすすめ】
・水月湖畔(三方上中郡若狭町)/4月上旬【穴場】
・粟野駅周辺(敦賀市)/4月上旬
・味真野小学校 校庭の桜(越前市)/4月上旬【おすすめ】
・花筐公園(越前市)/4月上旬【おすすめ】
・吉野瀬川(越前市)/4月上旬【おすすめ】
・越前陶芸村・陶芸公園(丹生郡越前町)/4月上旬〜中旬【おすすめ】
・陶の谷駅跡(丹生郡越前町)/4月上旬【穴場】
・法華寺 しだれ桜(丹生郡越前町)/4月上旬
・西山公園(鯖江市)/4月上旬〜中旬【おすすめ】
・足羽神社(福井市)/4月上旬【おすすめ】
・福井城(福井県福井市)/4月上旬【おすすめ】
・さくら通り(福井市)/4月上旬
・保田駅(永平寺町)/4月上旬〜中旬【穴場】
・勝山弁天桜(福井県勝山市)/4月中旬【おすすめ】
・亀山公園(大野市)/4月中旬
・九頭龍湖(福井県大野市)/4月下旬
・竹田の里 しだれ桜(坂井市)/4月下旬【おすすめ】
・女形谷のサクラ(坂井市)/4月上旬
・あらた坂《山室の桜並木》(あわら市)/4月上旬
※福井県で未訪問の主な桜名所/名田庄の桜並木(おおい町)、妙祐寺のしだれ桜(小浜市)、小浜公園(小浜市)、明通寺(小浜市)、神宮寺(小浜市)味真野苑(越前市)、福井県護国神社(福井市)、一乗谷朝倉氏遺跡(福井市)、福井総合グリーンセンター(坂井市)、矢ばなの里(大野市)など、鋭意追加予定!
【石川県】
・加賀市勅使町の桜並木(加賀市)/4月上旬【穴場】
・旧大聖寺川(加賀市)/4月上旬【おすすめ】
・熊坂川の桜並木(加賀市)/4月上旬
・芦城公園(小松市)/4月上旬【おすすめ】
・う川古代桜(小松市)/4月上旬
・木場潟(小松市)/4月上旬【おすすめ】
・梯川沿いの桜並木(小松市)/4月上旬【穴場】
・根上山(能美市)/3月下旬
・健康ロード(能美市)/4月上旬
・蝶屋桜の名所(白山市)/3月中旬
・手取峡谷(白山市)/4月中旬
・金沢城公園(金沢市)/4月上旬【おすすめ】
・浅野川(金沢市)/4月上旬【おすすめ】
・犀川(金沢市)/4月上旬【おすすめ】
・慶恩寺しだれ桜(金沢市)/4月上旬【穴場】
・二十人坂(金沢市)/4月上旬【穴場】
・奥卯辰山健民公園(金沢市)/4月上旬【おすすめ】
・卯辰山四百年の森(金沢市)/4月上旬【おすすめ】
・金沢市営陸上競技場(金沢市)/4月上旬【穴場】
・高尾城址見晴らし台(金沢市)/4月上旬【おすすめ】
・大乗寺丘陵公園(金沢市)/4月上旬【おすすめ】
・末浄水場(金沢市)/4月中旬
・松月寺のサクラ(金沢市)/4月中旬
・母恋千本桜(内灘町など)/4月中旬【おすすめ】
・倶利伽羅公園(河北郡津幡町)/4月下旬
・やわらぎの郷(羽咋郡宝達志水町)/4月上旬
・浄蓮寺の枝垂桜(羽咋郡宝達志水町)/4月上旬【穴場】
・小丸山城址公園(七尾市)/4月中旬【おすすめ】
・のと鉄道笠師保駅(七尾市)/4月中旬【穴場】
・のと鉄道西岸駅付近(七尾市)/4月中旬【穴場】
・手弱女桜(輪島市)/4月中旬【穴場】
・阿岸本誓寺のアギシコギクザクラ(輪島市)/5月上旬【穴場】
・来迎寺のライコウジキクザクラ(鳳珠郡穴水町)/5月上旬【穴場】
・天狗平の御所桜(鳳珠郡能登町)/4月中旬
・谷崎の桜(珠洲市)/3月下旬
※石川県で未訪問の主な桜名所/大堰宮公園(加賀市)、加賀市中央公園(加賀市)、伏見川流域(金沢市)、弥生さくら公園(金沢市)、喜多家しだれ桜(かほく市)、志乎・桜の里 古墳公園(宝達志水町)、一本松公園(輪島市)、石川県輪島漆芸美術館の荘川七郎(輪島市)など、鋭意追加予定!
【富山県】
・向野のエドヒガン(南砺市)/4月中旬
・桜ヶ池(南砺市)/4月中旬
・城端別院善徳寺の枝垂れ桜(南砺市)/4月中旬
・干谷の宮桜(南砺市)/4月中旬
・大門川沿い(南砺市)/4月中旬
・五箇山相倉合掌造集落(南砺市)/4月中旬
・五箇山菅沼合掌造集落(南砺市)/4月中旬
・朝日山公園(氷見市)/4月中旬【おすすめ】
・岩崎ノ鼻灯台(高岡市)【穴場】
・岸渡川桜並木(高岡市)/4月上旬
・庄川水記念公園(砺波市)/4月中旬【おすすめ】
・砺波嵐山(砺波市)/4月中旬【穴場】
・県民公園頼成の森(砺波市)/4月中旬
・富山城(富山市)/4月上旬
・富岩運河環水公園(富山市)/4月上旬【おすすめ】
・富岩水上ライン(富山市)/4月上旬
・稲荷公園(富山市)/4月上旬【穴場】
・富山県中央植物園(富山市)/4月上旬【おすすめ】
・神通川さくら堤(富山市)/4月中旬【おすすめ】
・塩の千本桜(富山市)/4月中旬
・城ヶ山公園(富山市)/4月中旬【穴場】
・常西用水プロムナードの桜並木(富山市)/4月中旬
・魚津桃山運動公園(魚津市)/4月上旬
・百年桜(黒部市)/4月中旬
・入善乙女キクザクラ(下新川郡入善町)/4月中旬
・黒部川堤防桜堤(下新川郡入善町)/4月中旬【おすすめ】
・宮野運動公園(黒部市)/4月中旬
・立山黒部アルペンルート・黒部平(立山町)/6月【おすすめ】
※富山県で未訪問の主な桜名所/駒つなぎ桜(氷見市)、二上山公園(高岡市)、下条川千本桜(射水市)、剱折戸菊桜(中新川郡上市町)、松倉城跡(魚津市)、あさひ城山公園(下新川郡朝日町)など、鋭意追加予定!
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写真と文/若井 憲 Ken Wakai
フリーで編集・ライター・カメラマンを兼務。得意ジャンルは旅行と文化。金沢市在住で北陸地方なら、得意ジャンル以外も実績は多岐にわたる。撮影ができるのも強み
*取材・編集のご依頼はこちら
北陸は緯度の違いよりも標高差の違いから、桜前線が長く留まるのが特徴。
福井市や金沢市、富山市といった街なかの桜(ソメイヨシノ)の見頃は4月上旬。だいたい東京や大阪などから1週間遅れという感じですが、これは年によって結構違います。そもそも今年は開花が非常に早くて、さくら名所100選に選ばれているような人気お花見スポットは3月中に満開となっていましたので、びっくり。
北陸では自生する野生の桜の種類が多いのも特徴。早咲きのキンキマメザクラ、ソメイヨシノとほぼ同じくらいに咲くヤマザクラやオオヤマザクラ、エドヒガンなど、そして忘れた頃に咲くカスミザクラ、立山や白山で6月や7月に咲くタカネザクラなど。 また、菊桜といわれる花びらが何百枚もある桜もいろいろ種類があり、さらに、固有の桜も多くあって、しかも新たに発見されるものも多く、桜好きには話題に事欠かないエリアでもあります。
新型コロナウイルス感染症の影響で、全国的に花見宴会は自粛となりました。しかし、北陸地方では、花見をしながらの大宴会というのはもともとそれほどポピュラーではなく、東京・上野公園みたいに宴会の場所取りに奔走するようなことは一部を除いてほとんどありません。桜が咲く公園や河川敷をぶらぶら散歩して、歩き疲れたらベンチなどに腰掛けて桜の花を楽しむ、そんなお花見スタイルが多いように思えます。芝生の広場があるような場所では、ピクニック気分でお花見を楽しむ少人数のグループもよく見かけますが、夜はまだ寒いからか、レジャーシートを敷いて宴会をしているようなグループは東京などに比べると圧倒的に少ないような気がします。
今年回ってきた北陸の桜名所を一挙公開! 北陸の桜の見頃はいつ? おすすめのスポットは?などなど、2022年以降の花見のご参考になれば幸いです。
○2021/3/29 富山城【富山県富山市】
春は桜が見事。堀の水面に反射する花も美しい(この日は風が強くて反射せず)。
https://www.toyamashi-kankoukyoukai.jp/?tid=100434
○2021/3/29 松川公園【富山県富山市】
約450本のソメイヨシノが植えられ、遊覧船から眺めることもできる。日本さくら名所100選。
https://www.info-toyama.com/spot/11035/
○2021/3/31 味真野小学校 校庭の桜【福井県越前市】
校庭のど真ん中にエドヒガンの大樹が1本。樹齢140年以上という堂々たる木ですが、エドヒガンとしてはまだまだ若木なのだとか。
http://school.city.echizen.lg.jp/ajimano/index.cfm/1,html
○2021/3/31 花筐公園【福井県越前市】
世阿弥の謡曲「花筐」の舞台として知られるここでは約1000本の桜が咲き誇る。桜の花越しに眺めるいらかの波が印象的。
http://welcome-echizenshi.jp/tourism_detail/kakyoukouen/
○2021/3/31 吉野瀬川【福井県越前市】
吉野瀬川の両岸から枝を伸ばす見事な桜並木。桜の木の密集度がすごい。
http://welcome-echizenshi.jp/tourism_detail/sakura-city/
○2021/3/31 陶の谷駅跡【福井県丹生郡越前町】
かつてここを走っていた福井鉄道鯖浦線の駅跡。レールの一部とプラットフォーム、駅名標が残り、長閑な田園風景を背景に枝ぶりの良い桜が花ひらく。
https://www.town-echizen.jp/spot/spot01Detail.php?id=497
○2021/3/31 法華寺 しだれ桜【福井県丹生郡越前町】
樹齢約100年の立派な枝垂れ桜がある。
https://www.town-echizen.jp/spot/spot01Detail.php?id=457
○2021/3/31 足羽川 桜並木【福井県福井市】
約2.2kmという桜並木が続く。桜のトンネルの中をゆっくり歩き、疲れたら河川敷で一休み。日本さくら名所百選の一つで、北陸を代表する花見スポット。
https://www.fukuicity-navi.com/sakura/?story=lightup-07
○2021/4/1 大乗寺丘陵公園【石川県金沢市】
金沢平野を一望できる公園。初夏のツツジが有名だが、桜も見事。高峰譲吉博士ゆかりのワシントンから里帰りした桜も植えられている。
https://www4.city.kanazawa.lg.jp/29004/park/park/daijyouji.html
○2021/4/1 兼六園【石川県金沢市】
日本さくら名所百選の一つに選ばれた北陸を代表する桜の名所。開花時期に合わせて夜間はライトアップも行われる。http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/
○2021/4/1 金沢城公園【石川県金沢市】
兼六園の向かい、石川門周辺の桜はもちろん、内堀沿いの桜並木がみごと。こちらも夜間ライタップが行われる。http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/
○2021/4/2 犀川【石川県金沢市】
金沢市内を流れる犀川の両堤には桜並木が続く。観光客は少なく、市民がのんびり花見を楽しんでいる。
https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/spot/detail_10118.html
○2021/4/6 あさひ舟川「春の四重奏」【富山県下新川郡朝日町】
約280本のソメイヨシノとチューリップ、菜の花、そして残雪の北アルプス・朝日岳が織りなす春の絶景(トップの写真)。
https://www.asahi-tabi.com/sijuusou/
○2021/4/6 高岡古城公園【富山県高岡市】
日本さくら名所100選。園内随所で桜が見られ、特に濠沿いは見事。富山固有のコシノヒガンザクラも。訪れた時は見頃を少し過ぎていた。
http://www.kojyo.sakura.ne.jp/index.shtml
○2021/4/16 石川県農林総合研究センター林業試験場樹木公園【石川県白山市】
約130品種、約900本の桜があり、北陸随一の規模。種類が多いので長い期間、桜の花見が楽しめる。珍しい品種も多い。
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/ringyo/about/park.html
○2021/4/20 倶利伽羅公園【石川県河北郡津幡町】
「昭和の花咲かじいさん」が、20数年間に渡って植えたものをはじめ、約6,000本の八重桜が咲き誇る。
https://www.hot-ishikawa.jp/event/21192
○2021/4/27 兼六園【石川県金沢市】
花弁が300枚以上もあるケンロクエンキクザクラ。天然記念物だった初代は枯れてしまい、現在は2代目。例年だとGWに見頃を迎える。
http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/
○2021/5/4 来迎寺【石川県鳳珠郡穴水町】
花弁が200〜300枚重なる県の天然記念物に指定された桜。花が開くにしたがって、色が変わっていく。
http://noto-raikouji.net
筆者が書いた「北陸の桜」の記事は他にもあります。
●【富山・石川】北陸の桜名所図鑑 2022年に一気にめぐってきた編〜2023年の花見スポット探しに使える! 穴場スポット情報も〜
●【富山・石川・福井】北陸の桜名所図鑑・完結編! ベスト10+おすすめ48選
地元の桜ツウが教える北陸の桜名所・全58カ所!
●金沢市観光公式サイト「金沢旅物語」
金沢には花の名所がたくさん!春夏秋冬、見逃せないお花スポット徹底ガイド
写真と文/若井 憲 Ken Wakai
フリーで編集・ライター・カメラマンを兼務。得意ジャンルは旅行と文化。金沢市在住で北陸地方なら、得意ジャンル以外も実績は多岐にわたる。撮影ができるのも強み
*取材・編集のご依頼はこちら
今年の桜前線は猛スピードで走り抜けて行っちゃいましたね。
金沢のお花見スポットを丹念に撮影しようと思っていたのに。ちゃんと撮影できたのは、犀川と浅野川だけでした。
犀川は別名「男川」、浅野川は「女川」とも呼ばれていますね。
さて、桜の季節になると、桜をテーマにした曲が聞きたくなる人も多いでしょう。ラジオやテレビでもそんな特集を必ずしていますよね。
いろいろ思い浮かびますが、福山雅治の「桜坂」は定番中の定番ではないでしょうか。
曲のモデルとなった坂は、東京都大田区にあるそうですが、金沢にも桜坂があるのをご存知でしょうか?
犀川にかかる桜橋の左岸にその坂があり、江戸時代、坂の上にたくさんの桜が植えられていたことがその名前の由来だそうです。
坂の途中からは、犀川河畔の桜並木を上から見下ろすことができ、なかなかの絶景でした。
観光客でにぎわう浅野川とは対照的に、犀川の方は近所の人たちが桜を眺めながらジョギングや散歩するなど、市民の憩いの場という色合いが濃い気がします。
桜坂から少し上流に向かった犀川緑地公園は、土手沿いに見事な桜並木があって、見ごたえがあります。
一方の浅野川。
ちょっとマイナーですし古いですが、見知らぬまちの桜吹雪を歌ったユーミンの「花紀行」って曲、ご存知でしょうか? これ、実は浅野川の桜吹雪がモチーフなんですよ。
ちょっとアンニュイな感じで、大好きな曲。それが浅野川だと知ったのはつい最近のこと。歌詞の「見知らぬまち」が金沢だったとはびっくりです。
まあ、確かに新幹線が開業する前の、今ほど観光客がいなかった頃の金沢には、「見知らぬまち」ってイメージがありましたね。個人的には、あんまりあか抜けないで、「見知らぬまち」のイメージも大切にしてほしいと思います。
両方の桜を見くらべると、男川(犀川)の方が豪快で、女川(浅野川)の方が繊細な気もしますが、名前の先入観かな。でも、どっちも美しかった。
あっという間に咲いてあっという間に葉桜となってしまいましたが、もうちょっと楽しませて欲しかったですね。
2018年4月8日/(写真と文)若井 憲○フリーライター
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