豆本の販売〈東京編〉のお知らせ

こんにちは豆猫です。3月になりそろそろお知らせの登場ーーー

まずは、豆本の販売〈東京編〉

3月9日(土) 東京駅八重洲口に、石川県アンテナショップ「八重洲いしかわテラス」がオープン!

豆本「金沢のおいしいもの図鑑」と「能登のおいしいもの図鑑」お取り扱いいただくことになりました〜♪

ポストカードはオープンイベントの景品で参加。

東京駅八重洲口からすぐ!石川県のよいもの、美味しいものがたくさん揃っています!

ぜひ!お越しをお待ちしております。

。。。。。

そして3月17日(日)は、「豆本カフェTOKYO2024」に委託出店します。

いろいろな豆本が見れるとても貴重な機会です!

残念ながら豆猫は他のイベント出展(後日お知らせします)のため、豆本のみの参加となります。

豆猫は、写真の5種類の豆本を、各4冊づつ(豆本2、ブローチ1、ブックマーク1)の納品を予定しております。

詳しい内容は、そらまめ書林さんのX(旧Twitter)をご覧ください。ワークショップなどもありますよ。

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知られざる北陸の名瀑・秘瀑──桜滝(石川県輪島市)

石川県の滝というと、日本の滝百選に選ばれた「姥ヶ滝」をはじめ、「ふくべ大滝」、「綿ヶ滝」、「鶴ヶ滝」など、加賀地方には有名なものがたくさんあります。

一方の能登半島は、曽々木海岸の「垂水の滝」や輪島市大沢の近くにある「桶滝」、さらには巨大なウォータースライダーのような「男女滝」など、珍しい滝がいくつもありますが、加賀地方にくらべると、あまり知られていない滝が多い気がします。

その中でも、ほとんど知られていない秘瀑と呼べるのが、今回紹介する「桜滝」。猿山岬に近い輪島市門前町深見の集落から、少し山の中に入った滝神社にあります。

男滝

まず目に入ってくるのが、落差約45メートル、5段になって落ちる「男滝」。なかなかの落差ですが、訪れた時は水量が少なく、迫力はあまりありませんでした。それでも、水飛沫となって降り注ぐ滝が風流で、軽やかな滝の音とともに癒されました。滝の裏側に回って見ることができる「裏見の滝」でもあり、このような滝は石川県内ではあまり無い気がします。

男滝は滝の裏側から見ることもできます

さらに、男滝からは断崖に沿って、狭いところでは道幅が20~30センチしかない薮の道をロープにしがみつきながら進むと、もう一つの「女滝」を正面に眺めることができます。

こちらは落差約24メートル、3段になって落ち、男滝よりは少々小ぶりな滝ですが、そのアプローチの困難さもあって、まるで異次元に彷徨い込んだような錯覚を覚えました。訪れた時は虹も架かり、神秘的でした。

女滝

滝神社上の社叢林は、入らずの山の原生林として崇拝され、手つかずの自然があります。訪れたのは数年前で、ネット上にも情報は少なく、訪れる際は最新情報を確認されることをおすすめします。特に女滝へ行かれる際は、滑落の危険もありますので十分ご注意ください。

写真と文若井 憲 Ken Wakai
フリーランスで編集・ライター・カメラマンを兼務。得意ジャンルは旅行と文化。金沢市在住で北陸地方なら、得意ジャンル以外も実績は多岐にわたる。撮影ができるのも強み
*取材・編集のご依頼はこちら
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和倉温泉加賀屋さんで豆本づくり体験を開催しました

体験の他、豆本や針山も販売しました

3月9日、能登半島の真ん中、和倉温泉加賀屋さんで、豆本づくりの体験を開催しました。

和倉温泉といえば、そう、あのプロが選ぶ日本のホテル・旅館100選でずっと首位を守り続けている、日本を代表する名旅館。そんなスゴイところからオファーをいただき、体験を行うことに。

今回は、能登上布を使った豆本づくりをというご依頼。当工房の豆本キットをベースに、生地は能登上布4種類と加賀友禅1種類の計5種類から、見返しや花布(はなぎれ)、しおりも好きなものを選んで、豆本を作っていただきました。

実は、今までワークショップや手作りクラフトのイベントなどで体験をやってことはありましたが、このような旅行でいらした方の体験はやったことがなくて、その意味では私たちにとっても貴重な体験となりました。

生地が選べたことは好評でした

やってみて反省すべき点も多く、中でも体験時間が長すぎたことが一番です。

今回は30〜40分くらいかかってしまいましたが、これではお客さんが飽きてしまったり、次の予定に影響が出てしまったりしました。

その点に関しましては、すでに改良策を考えており、時間は短く、しかもより完成度も上がったものが作れるようにするつもりです。

今回、加賀屋さんで豆本づくり体験をしてくださった皆さん、そして、このような最高のステージを体験する機会を与えてくださった加賀屋さんに御礼を申し上げます。

ちなみに、この体験には後日談があり、その時に作った豆本をどこかに忘れてきてしまい、一生懸命にネットで探して、当工房のサイトにたどり着き、改めてキットを購入してくださった方がいらっしゃいました。そこまでお気に召していただけ、嬉しい限りです。

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能登上布を仕入れに

豆本工房わかいのノートカバーやペンダント、イアリングなどによく使う生地の一つが「能登上布」です。豆本『能登のおいしいもの図鑑』の表紙生地も能登上布なんですよ。

「能登上布」とは、石川県中能登町や羽咋市に伝わる最高級品の手織りの麻織物です。2000年の歴史を持ち、崇神天皇の皇女がこの地に下向され、野生の麻を紡ぎ、この地の女性に教えたことに端を発すると伝えられています。細い十字が並ぶ絣(かすり)模様が代表的。絣づけは、糸を先に染めてから行うもので、経験と熟練の技が求められます。

今回は、いつもの能登上布会館と、初めて山崎麻織物工房にもお邪魔して、いくつか端切れを購入してきました。
昔ながらの機織り機を使い、職人さんが長い時間をかけて織り上げる能登上布。これを使った作品は、放つオーラが全く違います。

品薄になっていましたが、これで新作が続々登場する予定。ぜひ、イベントなどで実物をご覧ください。

写真・文〇若井 憲

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