豆猫の予定 in 2025.10~

こんにちは、豆猫です。10月に突入ーーー

ベストシーズンはイベントシーズン!

今週末からの予定です。

ご予定に入れていただけたら、嬉しいです~♪

。。。。。。。

金沢ハンドメイドマルシェ2025

10月4日(土)5日(日)
📍石川県産業展示館3号館(石川)

地元金沢~初出店✨
ブースB-5 正面入り口入ってすぐ前

POP UP 石川モン展

10月4日(土)~13日(月・祝)
📍ブランワークス(鳥取)

初✨鳥取県~♪

カントリーブルーハンドメイドマーケット39

10月5日(日)
📍滑川市旧宮崎酒造(富山)

クラフトピクニック2025

10月18日(土)19日(日)
📍あがたの森公園(長野)

豆本「たけのこ」のワークショップします!

POP UP 「物語り展」ーはじまりの頁ー

10月17日(金)~28日(火)
📍箱々(和歌山)

わたしの町 友の町

11月1日(土)2日(日)
📍しいのき緑地・本多の森公園(石川)

小さな手作り展vol.38

11月8日(土)9日(日)
📍砺波チューリップ四季彩館(富山)

糸魚川クラフトフェア2025

11月15日(土)16日(日)
📍能生体育館(新潟)

みかも豆本市

11月15日(土)16日(日)
📍読書空間みかも(東京)

サウス加賀古本まつり

12月7日(日)
📍木場潟公園東園地 多目的ルーム(石川)

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10月第1週末 in 金沢・鳥取・富山!

こんにちは、豆猫です。

最近過ごしやすいですね~ということは、イベントシーズン到来!!!

今週末はなんと3か所です!

。。。

地元✨初出店✨「金沢ハンドメイドマルシェ」

石川県産業展示館3号館です。

ブースは「B-05」正面入口目の前におります!

ワクワクしています~♪

。。。

つづいてはなんと鳥取県✨POP UP「石川モン展」

なんと夏の軽井沢でのPOP UPのTV出演がきっかけとなって、お声をかけていただきました。

鳥取の方々の反応が~とても楽しみです!

。。。

そして3つ目は✨「カントリーブルーハンドメイドマーケット vol.39」

富山県滑川市にある旧宮崎酒造(有形文化財)で5日(日)のみの開催!

場所も出展者さんも主催者さんも素敵✨大集合✨

2年ぶりの参加です。とても楽しみ~♪

。。。

ぜひ!遊びに来てください。

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「よこっちょポッケまーと」ありがとうございました。

たくさんの方々に見ていただきました!

何年ぶり?の再会も、見つけていただき嬉しかったです~♪

文庫本のハードカバーがデビューしました。

好感触に感激!

後半戦もいい感じではじまりました~♪

。。。

POP UP 「妖怪たちのまどゐ」そして、主張箱々「妖怪たちのまどゐ」in富士書店 ありがとうございました。

面白い企画に参加できて~嬉しかった~♪

箱々さんお疲れさまでした。

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全てのかかわってくださった皆さんありがとうございます!

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ライター仕事で、インタビュー記事を生成AIにつくらせてみた

前回、「インタビュー取材前の準備をAIにさせてみた」を書きました(前回の記事はこちら)。

今回は取材後の執筆や入稿前の校正にAIを使ってみた感想を書きます。

前回も書きましたが、私自身は生成AIに関してはまだまだ素人ですので、あくまでも「初心者が使ってみた感想」ということで捉えていただければと思います。「興味があるけど、まだ仕事では使っていない」という方には多少は参考になるかもしれません。

さて、取材が終わると、今までは録音した音声をチェックして、ポイントとなる部分を書き出したり、場合によっては文字起こしをしたりしていました。実は文字入力が苦手な私にとっては、これは気の重たい作業・・・。

そして、入力したものをもとにして、全体の流れを考えて、まずは粗々とした原稿(多い時は仕上がりの3倍以上のボリューム)を書いて、1日以上寝かせて(熟成と呼んでいます)、指定の文字数になるよう調整をして行きます。この文字起こしから原稿書きまでを生成AIにやらせてみました(情報漏洩などのリスクを考慮して、信頼性の高い有料のアプリを使用しています)。

その結果は、文字起こしの精度はイマイチ。でも、インタビュー内容を要約させたものや時系列にポイントを抜き出させたものは秀逸です。さらに原稿案は、かなりの完成度なので、正直驚きました。ただ、発言の誤解釈や飛躍している部分もかなりあって、これがそのまま使えるかというとそうではありません。自分が実際にインタビューしているから誤解釈や飛躍については発見できますが、じゃないと、文章がそれっぽくきれいにまとまっているので気が付かないかも。怖い・・・。そもそも文章がきれい過ぎるものも、逆に違和感というか、面白みに欠ける気がします。

それでも話の組み立て方やコメントの使い方など、参考になる部分も多く、これを参考にしつつ、改めて書き直していますが、とにかく、気の重たい文字入力の作業が減ったことは大きいです。

それからもう一つ、入稿する前の原稿を生成AIにチェックさせてみました。誤字脱字や文章の読みやすさのチェックはもちろん、指示すれば、情報の裏どりまでしてくれます。複数のサイトを比較して、事実と異なる可能性がある情報については指摘してくれるので、これは使えそう。

ただし、その一方で、相変わらずAIはしなっと嘘をつくので、要注意。この辺りは少しずつ精度も上がってきているので、今後に期待かな。

生成AIの登場で、ライターの仕事はAIに取って代わられるという危機感が現実になってきたことは、使ってみると揺るぎない事実だと痛感できます。取って代わられないためには、まずは生成AIに頼りすぎることなく、自分自身で考えることを止めないことが肝心かなと思っています。AIが苦手なところは人間力を発揮する、そんな共存姿勢で取り組めば、ライターとしてしばらくは生き残れるのではないでしょうか。もちろん、よほどの専門知識を持っている人や独自の世界観を持っている人は別です。

ちなみに、AIが苦手なところとは、WEBに出ていない情報を集めることでしょう。例えば、取材やリアルな口コミで得た情報はWEBには出ていないことも多く、人間力が試される部分でもあると言えます。

AIにより良い仕事をしてもらうためには、AIに指示を飛ばすプロンプトの良し悪しも重要でしょう。そのためには編集者視点を持っている方がよく、今まで以上に広い視野で仕事をしていくことも大事ではないか、そんなことを感じています。

早晩、「ライター」という仕事は絶滅危惧となってしまうかもしれませんが、AIを駆使して文字を操る、そんな仕事をする人が生き残っていくのかなと考えています。

にゃんともライター業界は激変しそう。自分としては細々とでも生き残っていく術を急いで探さにゃいと。

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インタビュー取材の準備にAIを使ってみた

遅ればせながら、私もAIを少しずつ活用するようになって、ここ半年はライター仕事の流れが大きく変わりつつあります。

今はまだ、試験的な導入であり、手探りの最中という状況ではありますが、それでも、AIなしの状況には戻りたくなくなりつつあります。

私の場合、メディアから仕事を受注して現地に取材に赴くのが基本スタイル。渡された企画書をもとに、具体的な取材先の候補を提出することを求められることが多く、まずはその「候補のリストアップ」と、取材先が決まった時点で始める「取材のアポ取り」と、質問項目を書き出した「ヒアリングシートの作成」という3つの作業が取材前の大きな仕事。これが終わると、取材が半分終わった気分になります。

さて、この「候補のリストアップ」と「ヒアリングシートの作成」は、どちらも下調べや情報収集にかなりの時間を要します。最近はこれを生成AIにも手伝わせています。

生成AIがつくったヒアリングシートは、一見全く問題のないと思われるものですが、たとえばこれをもとに質問をしていくと、現実的には答えにくい質問も混じっていたりして、まだまだ精査が必要なレベルですが、それでも、「そうだな、そういう質問もした方が面白いかもな」みたいな気づきをくれたりします。

もちろん、生成AIに指示をするプロンプトのつくり方に私が長けていないこともあり、能力を引き出せばもっといいものをつくってくれるのかもしれません。それでも、「取材候補のリストアップ」と「ヒアリングシートの作成」をゼロからつくることを考えると、かなりの効率化ができていることを実感しています。

ただし、情報漏洩に関しても注意を払わないといけないので、とりあえず、プロンプトには個人情報はもちろん、メディアの詳しい情報なども入れないようにしています。また、回答の情報源も明らかにさせることで、ネタ元の信憑性も判断するようにしています。

一方で、AIに頼るようになって、「これでいいのだろうか?」と思うことが最近よくあります。情報を集めたり、調べたりすることの効率が劇的にアップする反面で、いままで雑音のように混じってきた「当たらずとも遠からず」な情報が入ってこなくなることです。実はこういった情報が結構役に立つこともあるんです。

それから、生成AIが記事の道筋まで組み立ててくれることで、自分で考える力が養われなくなるのではないか、そんな危惧も感じています。なので私はあんまり頼り過ぎず、優秀なアシスタントがついてくれた程度に考え、かける時間を削減する効率化より、取材準備の密度を上げる方に活用することを優先したいと考えています。

実は「考える力」に関しては、取材が終わった後の執筆の方が影響は大きいかもしれません。このことは後日改めて掘り下げたいと思います。

AIの登場で、ライターを取り巻く環境は劇的に変化しています。
「そんなのわかんニャイ!」ってそっぽ向いていたら時代から取り残されちゃいますからね。私のような、おっちゃんフォトライターも必死にしがみついています、今のところは、笑

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よこっちょ・ポッケまーと in 9月15日

こんにちは豆猫です。毎日暑すぎる日が続きますね。

9月からの予定が少しずつ決まってきました!

まずは、地元金沢✨初出店✨「よこっちょ・ポッケまーと」

金沢駅から近江町市場へ行く途中にある、横安江町商店街です。

新作をたくさん連れていきますよーーー

ぜひ遊びに来てくださいね~♪

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そして、和歌山県の素敵な雑貨店、箱々さんの夏の特別企画「妖怪たちのまどゐ」

9月5日(金)~16日(火) 11:00~17:00

豆巻物キットと豆巻物キット完成品が委託で参加します!

ドキドキ、ワクワクをぜひ体験してくださいね~♪

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POP UP 出張箱々 in 季節和菓子げん ありがとうございました。

和菓子の豆本たちと折本豆本「春夏秋冬」~♪

奈良県初✨豆猫の豆本をたくさん方々に見ていただき~お買い上げいただきました。

箱々さん、季節和菓子げんさんお世話になりました!

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茅野クラフトフェアありがとうございました。

昨年に引き続き2回目の出店。

豆猫を目指して来てくださった方々~嬉しかったです~♪

茅野クラフトフェア出店者のみなさん、スタッフのみなさん、お世話になりました!

。。。

福井県立こども歴史文化館「妖怪豆絵巻をつくろう!」ありがとうございました。

満員御礼✨✨

展示面白かったです~むかし子供だった方も大歓迎!

豆巻物を作って、その後絵を描いたり〜貼ったり〜ハンコ押したり〜とさまざまに仕上げていきました。

それぞれにオリジナルの素敵な妖怪豆絵巻が完成✨

ご参加いただいたみなさんありがとうございました。

福井県こども歴史文化館 のみなさんお世話になりました!

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POP UP「豆猫の豆本」軽井沢チャーチストリートmiddle ありがとうございました。

1か月以上も憧れの夏の軽井沢に置いていただきました~♪

なんと!開催途中にシューイチのテレビ取材が入り~しっかり放映していただきました~♪

本当にたくさんの方々に見ていただき、お買い上げいただきました。

middle さんお世話になりました!

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今年の夏も、幸せの連続でした~すべてのみなさんに感謝✨

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【フォトライターの仕事】『旅の手帖』2025年9月号で五箇山を特集

早いもので、五箇山と白川郷が世界文化遺産に登録されて、今年で30周年!

月刊『旅の手帖』9月号では第2特集で五箇山の特集を組んでいます。五箇山だけで特集を組むのって珍しいのではないでしょうか? しかも16ページものボリュームをほぼ五箇山だけで構成するのもなかなかないことです。

早朝の相倉合掌造り集落。「熊に遭いませんように」と祈りながら撮った1枚

この特集のうち、11ページ+αの取材・撮影・執筆を担当しました。10ページ以上の担当は久しぶりで、なかなかハードでしたが、五箇山の皆さんがたくさん無理を聞いてくださったおかげで、なんとか〆切を守ることができました。ありがとうございます!

日本最大級の合掌造り・岩瀬家。昔はもっと大きかったというから驚く

さて、特集タイトルは「世界遺産になった日本の原風景 合掌造りの村 五箇山【富山県】」と、王道的な感じになっていますが、五箇山大好きな私が担当するならと、中味は、今までの五箇山のイメージを覆す、多少すっ飛んでいるものになったと思います。
そして、読むほどにいろいろ発見もある、五箇山や合掌造り、田舎暮らしに興味がある方は必読の内容になっていると自負しています。

菅沼合掌造り集落では運良く茅葺の葺き替えに遭遇しました

ちなみに、この号の有名人インタビューは、高志の国 文学館館長の室井滋氏。室井さんの富山愛とともに、人柄が伝わってくる面白い内容。ますますファンになりました。

あとは、室井さんが五箇山特集を見て、「なんじゃこれは!」って思っていないことをただ祈るのみ(笑)。

『旅の手帖』9月号は全国の書店で発売中です!

*写真は取材時に撮影したボツカットで構成しました。トップの蛍の写真は比較明合成です。合掌造り集落の蛍は集落内に宿泊しないと撮影できないレアなものです。

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【フォトライター&カメラマンの仕事】最近公開された成果を3つ紹介します!

ずは、金沢市観光協会の『金沢旅物語』 

金沢には伝統の技を小さな世界にギュッと閉じ込めた、唯一無二のアクセサリーを手がける
工芸作家さんがたくさんいらっしゃいます。
そんな魅力を金沢市観光公式サイト「金沢旅物語」で特集記事にしました。
撮影、ライティングとも担当。

https://kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/article/detail_620.html

(トップの写真は加賀象嵌作家・前田真知子氏の作品)

次は、北陸の農を応援するメディア『農援ラボ

石川県小松市の中山間地で、
ナスもピーマンも金時草も生で食べられる、
驚きの農法を実践している西田農園を取材しました。
撮影、ライティングとも担当。

https://nouenlabo.com/posts/20250806

最後は、漁業の未来を考えるフリーマガジン『フィッシャリージャーナル』 

7/25(金)発行の最新号で、新湊漁協のシロエビ漁師の画期的な働き方を紹介する記事の撮影(カメラマン)を担当しました。

https://fisheryjournal.jp/79704/

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【フォトライターの仕事】ジパング倶楽部WEBで越美北線を紹介

JR6社のシニア向け旅行会員組織「ジパング倶楽部WEB」の鉄道秘境旅特集で、福井県の越美北線を取材・撮影・執筆しました。

メインカットは特集全体のイメージカットにも使用されました。「越美北線ってこんなすごいところを走っているんだ!」と思っていただける自信作ですが、権利の関係でここではお見せできず、ぜひリンク先でご覧ください。

https://www.toretabi.jp/zipangclub/page/plan_shun2507_nishi.html

鉄道だけでなく、一乗谷や大野の観光やグルメ情報もしっかり紹介しています。

私が大好きな道の駅九頭竜で販売している舞茸弁当も!

この夏、越美北線に乗って出かけてみませんか?

元は編集者でライターをメインに活動してきましたが、カメラマンも兼ねるようになってから、確実に受注機会が増えているような気がします。さらに嬉しいことに、カメラマンだけの依頼も急に増えてきました。

ここ最近は売上ベースで、フォトライターが5、カメラマンが3、ライターが2くらいかな。ライターだけの仕事をカメラマンが上回っています。

実はカメラマンになることがずっと前からの密かな夢だったので、この歳になって夢が叶った気がします。

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7月の予定 in 軽井沢と奈良、そして茅野

こんにちは豆猫です。暑い日が続きますね💦

毎日豆本を作っていたら~7月になっていました!

7月は、POP UPとクラフトイベントです♪

まずは、夏の軽井沢。

POP UP「豆猫の豆本」

7月15日(火)~8月20日(水)に開催!

middle チャーチストリート軽井沢1F

豆猫の豆本大集合✨新作も登場!

先日第一便として、たくさん(100冊超え~)納品しました😊

どんな反応があるか、今からどきどき、わくわく楽しみです〜♪

。。。

そして、昨年クラフトイベントでお声をかけていただいた〜箱々さんの出張に便乗

奈良県桜井市。

POP UP 出張箱々in季節和菓子げん

7月25日(金)~27日(日)の3日間です!

豆猫からは、折本豆本「春夏秋冬」や和菓子柄表紙(桜もち・三色だんご)のストラップ・キーホルダー・キットが出張します!

可愛い~桜もちちゃん♡
だんご三兄弟?古っ💦

憧れの和菓子屋さんに、置いていただけるなんて〜嬉しすぎです!

とても楽しみ〜♪

。。。

そして、「茅野クラフトフェア」

今回2回目の出展です!

入口入ってすぐのところにおります!

土偶グッズをもりもり盛りだくさん揃えてます!

もちろん!新作豆本も!

お楽しみに〜

。。。

POP UPは、委託販売となります。

全て全力で、用意していきますーーー

ぜひ!見に来てくださいませ。

。。。。。

三条クラフトフェア2025 ありがとうございました。

梅雨はどこ???

今回初出展✨新潟県も初✨W初✨

猛暑の2日間🥵にもかかわらず、次々とたくさんの方々がーーー人気すぎるイベント😳

素敵なロケーション

初出展なのに目指してくださった方も🥹

上越市出身の小川未明著「海と太陽」の巻物も人気!

人気NO1は #豆本 ✨たくさんの方々に見ていただき完売品も。。。嬉しい悲鳴🙀

ノートカバー・メモカバーもこんなの見たことない!と、大人買いしてくださった方々も😻

もっと~やっぱり~欲しくて!と2日間も来ていただいた方々😽

まだまだ書ききれないほどのたくさんの感謝感激の嵐。

嬉しくて〜楽しくて〜素敵すぎる2日間でした!

関わってくださった全てのみなさん、ありがとうございます!

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【フォトライターの仕事】『旅の手帖』能登の連載、ついに最終回!

月刊『旅の手帖』で、2024年5月号から、途中リニューアルを経て、15ヶ月にわたって続けて来た能登の連載は、6月10日発売の7月号で一区切りとなりました。

ちなみに、人気がなくて連載が打ち切りになるのではなく、読者アンケートでは常に上位となる人気ぶり。ただ、そろそろ次のステップにということで、今後は、不定期で「ご当地いま推し!」などで、能登の情報を発信していくそうです。

今までこの連載にお力添えをくださったたくさんの皆さんに、心から御礼を申し上げます。

地震で約3メートルも隆起し、さらに昨年9月の豪雨災害では後ろの山が崩れて塩田を覆った

さて、連載の最終回に選んだのは、珠洲市にある「道の駅 すず塩田村」です。地震と豪雨のダブルパンチを受け、奥能登の中でも復旧が遅れている場所で、ようやく再開できたところです。

揚げ浜式塩田で採れた塩を久しぶりにちゃんと味わいましたが、ここの塩は塩なのに後味に甘さを感じるんですよね。顕微鏡で見ると、結晶がミルフィーユのような層状になっていて、そのためだとか。

かん水を釜で炊く釜屋。煙突はなく、屋内に煙が満ちる

塩田でできた「かん水」を、釜で炊いて塩を作ります。その時に使う薪は、廃材などは使わず、里山から伐り出してきた杉と松を使い分けているとか。塩を炊く釜屋内は薪の煙が立ち込め、「廃材を使うと何がついているか分からず、口に入るものを作っているからには使いたくない」という、先代の浜士からのこだわりを今も守り抜いているそうです。里山の木を使うことで、里山の環境も維持されています。「500年続いたものを自分たちの代で終わらせることなく、次世代へ引き継ぐ責任がある」と話す駅長の言葉が心に響きました。

すず塩田村の塩は結晶が層状に

塩田という存在に、改めて強い関心を抱いた今回の取材でした。また機会があれば、もっと詳しく塩田のことを紹介したいなと思っています。

そう言えば、この連載では能登の塩を2回取り上げましたね。最初に紹介した能登島の塩は、海水をギューっと圧縮したような、海の味がする塩で、すず塩田村のものとは、同じ塩でもかなり味が違い、それぞれに良さがあります。我が家では、この2種類の塩を普段使いしていまして、塩に関しては、かなりの贅沢をしているかなと思っています。

これからの能登にはいろいろな形で関わらせていただくつもりですので、引き続きよろしくお願いいたします。

*連載記事は数ヶ月遅れになりますが、旅の手帖WEBでも読むことができます。

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