
『旅の手帖』2021.4月号では、巻頭トピックス「ハイカラな港町で歴史と春を感じる散策を」で福井県敦賀市を2ページで紹介しました。
敦賀赤レンガ倉庫や春は花換まつりが行われる金崎宮など、この春に出かけてみたい敦賀の名所案内をしました。
この号の特集は「近場で春のひとり旅」と「旅名人のカバンの中」。
なかなか自由に旅に出られない今は、近所でひとり旅を楽しみ、旅のプロの旅行術を学んで、旅に行けるようになる時に備えたいですね。
『旅の手帖』3月号では第一特集「路面電車で町遊び」の万葉線の取材を担当。今回も撮影まで行いました。
ブラックラーメン、ここのはしょっぱくなくておいしかった。揚げたてのコロッケを入れて食べるとさらにおいしい!
おりんの奏でるメロディーは生で聴くとほんと鳥肌が立ちます。ぜひ、ショールームに行って聴いて欲しいです。
実はこれ、取材が年末だったんですけど、寒波の到来で大雪の予報が出ていたため、慌てつつも、ギリギリセーフで雪が降る前に撮影を終えることができました。3月号で大雪の写真ではシャレになりませんでしたから。
長崎、函館、広島、松山・・・、路面電車が走っている町って、どこかエキゾチックな雰囲気が感じられます。『旅の手帖』見てたら旅に行きたくなりました。
2020年、コロナ禍で大変だった中でも、いろいろお仕事をさせていただくことができました。ここでは1年の仕事を、個人的に気に入っているキャッチーなコピーとともに振り返ってみます。
*リンクがあるところは、その記事をお読みいただくことが可能です。
旅の手帖2020.2月号
ジパング倶楽部2020.2月号
ジパング倶楽部2020.3月号
旅の手帖2020.5月号
旅の手帖2020.6月号
ジパング倶楽部2020.6月号
ジパング倶楽部2020.8月号
m3.com地域情報
地域人第63号
m3.com地域情報
ジパング倶楽部2020.12月号
m3.com地域情報
今年は医療サイトや地域学の専門誌など、新たなジャンルにも挑戦することができた1年でした。ここで紹介したのはほんの一部ですが、なんだかんだ、充実した一年でした。皆様、お世話になりました。
2021年は、まずは何よりコロナを収束させて、安心した暮らしを取り戻したいものです。
では、よいお年をお迎えください!
『旅の手帖』12月号にいろいろ執筆しました。
まずは第2特集「骨董市をぶらり」で、富山のみの市を取材・執筆。
月1回、夏は朝5時から、冬でも朝6時からと、まだ夜が明けぬうちから始まるこの蚤の市。
6時を回るとたくさんの人が訪れ、大賑わい。じっくり探すといろいろな掘り出しものもあって楽しいです。飲食の出店が多いのも富山らしい特徴かもしれません。
富山風の味噌田楽「あんばやし」と、五平餅がおいしかったです。
つづいては、特別企画「北陸の旬を味わう」では、富山県、石川県、福井県の冬の美味とあわせて訪れたい冬の観光スポットを紹介。北陸の冬といえば、やっぱりカニ。昨年に続き、今年も誌上でたっぷりとカニ三昧を楽しみました。
そして最後は、大河ドラマ『麒麟がくる』関連で、福井県の敦賀・若狭の光秀ゆかりのスポットを取材・撮影・執筆。『旅の手帖』3月号で一乗谷と坂井市を紹介した続編で、熊川宿と国吉城址、金ヶ崎城跡の、信長の朝倉攻めに関係する足跡をたどってみました。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康という戦国大名のいわゆる三英傑が揃い、さらに光秀も加わった、無敵と思えた3万の大軍が敗走した「金ヶ崎の退き口」は、歴史ファンならずとも興味深いもの。現地でいろいろ思いを馳せてみるのがおすすめです。
トータルで9ページというなかなかのボリュームをこなしました。
第1特集「郷土の”酒”を地の味で」では、仲良しの福井のカメラマンさんが福井市の酒と料理を紹介しており、12月号は北陸の記事がいっぱい! ぜひご覧ください。
そして、これだけではなく、JRグループの会報誌『ジパング倶楽部』12月号では、和倉温泉加賀屋に泊まってレポート、そして、「金沢の工芸 現在」というエリア特集では、国立工芸館、石川県立美術館、金沢21世紀美術館、金沢市立中村記念美術館を取材・撮影・執筆。ほかにもいつもの連載を含め、7〜8ページほど担当しました。こちらはジパング倶楽部会員限定なので詳細を掲載できず、あしからず。
さらに合間には、金沢の回転寿司店5軒をハシゴ取材するという夢のような仕事が空から降ってきました! 金沢のメジャー回転寿司を食べくらべてみました。下記で読めますのでぜひどうぞ!
我ながら、よく働いた9〜10月でした!
大正大学地域構想研究所が発行する季刊誌『地域人』に初執筆しました。
地域の活性化を担う”地域人”が主役という雑誌。今回は、金沢市にある「シェア金沢」を取材し、4ページで紹介しています。
「シェア金沢」、実は今回はじめてじっくり見せてていただき、しっかりとお話をお聞きしましたが、実に面白いところです。「ごちゃまぜ」がいろいろな相乗効果を生み、しっかりと成果を残していることがすばらしいと思います。
誰でも入れる温泉施設があり、併設の蕎麦処ではブータン産のそば粉を自家製粉した外一の本格そばが食べられるのも感動しました。
何を隠そうこの雑誌、ずっと気になっていて、1年くらい前に営業をかけて、ようやく仕事をいただくことが叶いました。
久しぶりに「人」がタイトルに付く雑誌の記事を書きましたが、なんか、すごく親近感を感じました。人が主役の雑誌ってやっぱいいですね。また機会をいただければ、北陸の地域の主役にスポットライトを当てた記事を書かせていただきたいなと思います。
それから、京都銀行グループの京都総合経済研究所が発行する『ファイナンシャルフォーラム』130号では、全国の伝統工芸の新しい動きについて記事を書きました。
一見関連性のなさげな、さまざまなジャンルのメディアで仕事をさせていただいておりますが、最近、それぞれが視点を変えて、有機的なつながりを持ちつつあることを実感しています。
*お仕事のご依頼は、お気軽にこちらからどうぞ!
『旅の手帖』2020年10月号(9月10日発売)では、「むかし町を歩く」を特集しています。その中で南砺市をナント6ページで紹介(ナントがダジャレに、汗)。その記事を担当しました。
五箇山、城端、井波をそれぞれ2ページずつ、たっぷりと紹介しています(ここまでページを割くのってなかなかありません)。南砺市のこの3つの地区って、それぞれ成り立ちが違いますので、全く趣きがちがうのに、いろんな共通点があったりして、実に興味深いところ。何度も行ったことがありますが、今回の取材で改めて知ったこともたくさんありました。
個人的に一番は「ぼべらモンブラン」。合掌造りを模したケーキはかわいい上に、とってもおいしかったです。
ちなみに、ぼべらとは五箇山で作られている在来種のかぼちゃで、ラグビーボールみたいな大きさ、形が特徴です。下に敷かれているワラみたいなのは、屋根の葺き替えで出た古い茅。これをマルチ代わりに使っています。
今回の撮影は井波在住のO氏。ちなみに、O氏下の名前は「けん」で、ダブル「けん」コンビで担当(O氏に嫌がられそう・・・。美男と野獣コンビですから、笑)。また、南砺市観光協会のY氏にも全面ご協力いただき、とってもいい誌面ができたと思います。
現地の皆さんにも大変お世話になりました。ありがとうございました。
そう言えば、久しぶりだった『旅の手帖』の仕事。もちろん、どの仕事も大切にしていますが、『旅の手帖』と『ジパング倶楽部』は、古巣だけに特別な思いがあります。
京都銀行グループの京都総合経済研究所が発行している『FINANCIAL FORUM』2020.SUMMER No.129で、「変わりつつあるモノへの思い──価値観の変化の先にあるもの」と題した連載にて、古い民家を再生して暮らすスタイルについてレポートしました。
日本民家再生協会、尾道空き家再生プロジェクト(広島県尾道市)、ことのは不動産(石川県金沢市)と、特徴的な活動を行っている3つの団体・企業を取材し、昨今の古民家を取り巻く、人々の意識の変化について記事にしています。
古民家を再生して暮らすことは余計な廃材を減らすといった環境面のメリットだけでなく、そこに住むだけで日本文化に触れることができ、このような家を再生して後世に残すことは、日本文化の継承にもつながるなどなど、興味深い話がいっぱいありました。
冊子は京都銀行の店舗でご覧になれます。また、発行元から了解いただき、以下から私のレポートのみPDFでご覧いただけますので、ぜひご覧ください。
◎SERIES 古い民家を再生して暮らすスタイルが人気(pdfが開きます)
https://mameneko.com/wp/wp-content/uploads/2020/08/FF129.pdf
『旅の手帖』6月号は第一特集が「花の高原トレッキング」、第二特集は「東京が新しい」です。なんと、「高山植物ミニ花図鑑」の特別付録付き!
なかなか旅行に行きにくい状況ですが、色とりどりの高山植物が咲き乱れる全国の「お花畑」の写真を見ていると癒されます。そして、まだまだ国内にも行ってみたいことがたくさんあることに気づかされます。旅したいですね。
新型コロナウィルスが猛威を振るう中、編集長が編集後記に寄せた「本を作り続ける思い」にも感動。
私は第一特集の中の2ページコラムで、白山高山植物園の取り組みを紹介しました。
亜高山帯や高山帯で咲く、高山植物を低地で咲かせるため、10年以上の歳月をかけての活動について白山高山植物研究会へのインタビューで構成しています。
観光産業は観光や宿泊の施設だけでなく、交通インフラ、飲食店、またそこと取引がある業者など、実は裾野が非常に広い産業で、社会全体に及ぼすダメージは大きい。
関係者の中には、「再開したらすぐに観光客が戻ってきてくれるのだろうか?」という心配もあるだろう。まずはコロナウィルスを収束させることが第一だが、その先の経済活動を考える上で、今から準備をしておくべきことがある。
旅行の良さ」、そして「旅行に行きたい」と思う気持ちを、多くの人に持ち続けてもらうために、やるべきことがあり、それを行ったかどうかで、収束後の動向に大きな違いが出てくると考える。
何をすればいいのだろうか?
人が動けない今、動かせるのは情報と、そして物だ。「疲弊した国民の心に寄り添える」存在であったり、あるいは「こんな魅力的な場所や食べ物があったのか」という発見をもたらす情報発信や、物の提供だったりを積極的に行っていくことは効果があると思う。
実際、Web上で見ると、例えば長野県が「観光地が感染防止にできること」として始めた「#おうちでながの」プロジェクトなど、自宅で旅行に行った気分に浸ってもらおうとする取り組みが積極的になってきている。これらはもちろん、収束後に真っ先に行きたい観光地としての印象づけという意味合いも強いが、外出したいが出かけられない人たちに癒しと希望をもたらしてくれる、ありがたいものでもある。
また、株式会社ブランド総合研究所(東京都港区)では、観光客の激減により、余剰在庫となっている全国各地の食品を、専用ECサイトを通じて販売、自宅にいながら観光気分を味わってもらおうというプロジェクト「おうちで観光地グルメ」を期間限定でオープンさせている。これは商品を提供する側にとっては消費の落ち込みをカバーしてもらえる救世主であることはもちろん、自社の魅力ある商品をアピールできるチャンスにも通じ、家にいながら、味覚で旅行気分に浸れるのは、娯楽が少ない中では何より嬉しい。
今は、このように社会貢献の役割を持たせた「出かけない観光」の楽しみ方を提供していくことで、旅行に行けるようになった時に備える、そのことに注力しているところは、きっと後々の旅行者来訪数にも反映できるのではないかと思う。
そしてもう一つ、今だから考えたいことがある。それは、収束した後の観光のあり方だ。
かつてバブルが崩壊した頃を境に、観光形態は団体旅行から個人旅行へとシフトしていった。しかし、効率よく稼げる団体旅行への執着が強かった観光業界には、年々減少していく団体旅行の現実をみても、「いつかはまたあの時代が戻ってくるのではないか?」そんな妄想が捨てられなかった。
その結果は、団体客への依存体質を改めることができなかったホテルや旅館、土産物店などの倒産や廃業である。廃墟となった旅館などが温泉街の景観を崩し、さらには倒壊の危険が迫るなど、今なお地域に大きな影を落としているところも少なくない。
現在、日本の観光地の多くはインバウンドによって、新たなバブルのような状況になっている。京都のように、観光客が来すぎて雰囲気を壊したり、市民生活に重大な影響を及ぼしたりすることから、「観光公害」という言葉まで生まれている。わざわざ訪ねてきてくれた人たちに対して「公害」呼ばわりをすることに、個人的には強い抵抗を感じるが、確かにこの状況は、訪れる方にも迎い入れる方にもメリットはなく、何らかの改善をしないといけないのは事実である。
例えば金沢を例にとって考えてみる。新型コロナウィルスの問題が起こる前、まちは多くの観光客であふれ、近江町市場やひがし茶屋街など、一部の観光地ではオーバーツーリズム(観光公害)の問題が起こり始めていた。
業を煮やした近江町市場のある店先には、観光客を愚弄するかのような警告も登場。その内容の稚拙さが、市場全体のイメージをダウンさせていたことを記憶している人もいると思うが、実際、近江町市場の鮮魚店で話を聞くと、「観光客はほとんどが何も買ってくれない」と嘆いていた。近江町市場内には観光客をターゲットにしている店とそうでない店とが混在していて、現実としては観光地化されることに抵抗がある店もあると聞く。
近江町市場に限らず、2015年に北陸新幹線が開業し、想定を大きく超えた観光客が押し寄せ、さらにここ数年のインバウンド・ブームで、現状の対応に振り回されて、先のビジョンを考える余裕がなかったのだろう。しかし、今こそ、そういった態勢を考え直してみるタイミングだと思う。
一方で、金沢以外の周辺エリアへの波及効果は期待したほどではないという実情や、これはあくまでも個人的な印象だが、金沢自体の魅力度が下がってきているような気がするのも気になる。
それは何か?
金沢は新幹線開業で多くのテレビや雑誌で頻繁に取り上げられるようになり、知名度や人気度が急上昇した。しかし、そこで取り上げられるものの多くが、近江町市場の海鮮丼や、冬の加能ガニ等々、反響の大きいものばかりを、繰り返し繰り返し発信してきた。
その発展形として、グルメのまちとして金沢のイメージも定着したことは歓迎だが、それも多くは散発的なお店紹介に終始していて、しかも「京都っぽくていい!」みたいな位置づけになっているのも否めない。
そこにきて、インバウンド・ブームで兼六園などは日本人よりも外国人であふれ返る、まさに金沢自身が、金沢らしさを見失ってしまっているのではないだろうか。
前段が長くなってしまったが、「収束した後の観光のあり方」を、今こそ考える時間と捉えるべきかと思う。来る人全てを拒まずという体制では既に無理が出てきつつある現状、この先は「選別」を考えるべきなのかもしれない。
金沢だったら、グルメ、そして金沢21世紀美術館が創り上げたアートという2つの強いイメージがある。
例えばこれに沿った興味のベクトルを持つ人へ積極的にアプローチして、そのイメージをさらに強めてブランド力を高めていくのもいいかもしれないし、単純にいわゆる「富裕層」を意識した展開を厚くしていくということもありだと思う。あるいは広域での連携を行い、周辺地域へも観光客に足を延ばしてもらう工夫を行い、分散化や経済効果の波及を考えるのもいい。
なお、「金沢といえば歴史と文化では?」と思われるかもしれないが、金沢をどんな切り口で紹介するとしても、その根底にあるのは歴史と文化で、すべての要素が歴史や文化と関わりを持たせて紹介すべきであり、それが金沢らしさを醸成してくれるはず。
先にも申した通り、「北陸新幹線ができて近くなった京都みたいな和風情緒漂う観光地」 実はこんなイメージが否めない金沢。
物見遊山的な旅行から、自分の興味あるテーマを深掘りしていく旅行へと、旅行者の意識が大きく変わってきている今を意識して、金沢らしさや金沢だからということをもっと前面に押し出していかないといけないのではないか、そんな危機感さえ覚える。
金沢はもちろん「京都のコピー」ではない。金沢の人は当然そう思っているが、実はそれは外にはあまり伝わっていない。もっと自信を持って「金沢らしさ」をアピールしていかねばならず、そのために、今このタイミングで、金沢の魅力をそれぞれが考え、実行に移す準備を行う期間だと思っている。
金沢のポテンシャルは、金沢の人が思っている以上に高い。
今を乗り切るのに精一杯かと思うが、一人でも多くの観光に直接、あるいは間接的に関わる人に、少しでもそのようなことを考えていただき、それを共有できる場ができたらいいなと願っている。もちろん、金沢に限ることなく、石川県、北陸、あるいは全国でも。
私は観光学の専門家ではない。「何を戯言を!」と思われる方もいるかもしれないが、自分の感覚や取材でさまざまな人の意見を聞く中から、導き出したものを披露させていただいた。
私自身も旅行を得意とするライターとして、引き続き、金沢や北陸の魅力を感じてもらえる情報発信を続けていくつもり。
それは、皆さんに、「また旅に行きたい!」という思いを忘れてもらわないために、観光地に暮らすライターがするべき使命だと思っている。
それよりまずは、皆さんにこの苦境を乗り越えていただくことを心から祈っている。
写真と文/若井 憲 Ken Wakai フリーで編集・ライター・カメラマンを兼務。得意ジャンルは旅行と文化。金沢市在住で北陸地方なら、得意ジャンル以外も実績は多岐にわたる。撮影ができるのも強み *取材・編集のご依頼はこちら
4月10日発売の『旅の手帖』5月号。
おっ! 表紙のデザインが変わりましたね。
第一特集は「アートにふれる旅」、第二特集は「ザ☆大阪」。
私は、「アートにふれる旅」で富山県美術館と金沢21世紀美術館のページを担当。
実は『旅の手帖』で金沢を取材するのはすごく久しぶり。
この表紙の特別扱いは、私はもちろん、金沢市民にとってもうれしいのではないでしょうか。
金沢21世紀美術館ができて、金沢のまちや金沢の観光がどう変わったかを、金沢21世紀美術館の黒澤副館長のインタビューで構成しています。
美術館を作ってまちづくりを変えたのが金沢。ぜひ、市民の皆さんにも読んで欲しい内容です。さらに金沢が好きになるハズです。
ちなみに、記事にした10倍くらいの話を黒澤さんにうかがいましたが、金沢21世紀美術館って、すごいんだなって今さらながら感心させられる話ばかりでした。しっかり成果が出て、それが目に見える事例ってなかなかありませんから、まちづくりに興味がある人に、広く聞かせたい話ばかりでした。
もう一つの記事がこちら。平成29年に誕生した富山県美術館。デザインを前面に持ってきた展示が興味深いです。特にポスターのコレクションは、懐かしいものにもいろいろ出合え、時間旅行も楽しめたりします。
あと、カフェのベーグルがおいしい!
ちなみに、『旅の手帖』ではアートを前面にした特集は初の試みだそうです。
特集では、ほかにも瀬戸内のアートな島めぐりや越後妻有、大町などのアートイベントの町と、十和田市現代美術館やハラ ミュージアム アークなど行ってみたい美術館の情報を満載。
これから現代アートをテーマに国内を旅してみたいと思っている方には、わかりやすい入門書としても重宝しそうです。
現代アートはとっつきにくいという印象がまだまだ強いみたいですが、そんなことは全くないということは、金沢21世紀美術館や富山県美術館に行ったことがある方なら、もうお分かりですよね。
ページをめくるごとに、「行ってみたい!」という気持ちが募ります。
新型コロナウィルス感染症の影響で、今はじっとおうちで我慢。収束後の旅行の予習や、読んだだけで旅行気分にも浸れるので、ぜひ、お読みくださいね!
*書店に行かずとも、Amazonでも購入可です。