【フォトライターの仕事】『旅の手帖』7月号の特集で青春18きっぷを使った「北陸清流紀行」を紹介しました

『旅の手帖』(交通新聞社刊)がリニューアルされ、3号目となる7月号では、夏の恒例「青春18きっぷ」を大特集しています。

「青春18」と言っても、私のような青春を遠に過ぎたアラ還のオジサンでも問題なく使えます。この夏は、のんびりローカル線の旅を楽しみませんか?

ちなみに私は、「北陸清流紀行」6ページを担当しました。いつものようにライターとカメラマンをひとりで兼務するフォトライターで参加。
取材は敦賀から飛騨高山まで、越美北線や氷見線といった枝線のローカル線もあり、結構ハードでしたが、それでもしっかり楽しんできました。実はこういうハードな取材、嫌いじゃない。

北陸と飛騨の清流に関する話題は、ぜひ誌面をみていただければと思いますので、ここではそれ以外のこぼれ話をいくつか。

今回の旅のスタート、敦賀駅周辺は、来年の春の北陸新幹線開業を控えて、新しいものがたくさんできています。個人的には写真の「ちえなみき」という本屋さん。本好きにはたまらない店内は1日でもいられそう。

一乗谷朝倉氏遺跡は、歴史に詳しくないとなかなかその魅力を理解しにくかったんですが、新しくできた「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」と一緒に訪ねると、それが気持ちいいくらいによくわかるようになります。遺跡めぐりは博物館で電動アシストのレンタサイクルを借りるのがおすすめ。

大野市は町づくりの名手・金森長近がつくった城下町。町をぶらぶら歩くと、写真の謎のレンガ煙突がある建物など、いろいろ発見があって面白いです。越前大野駅などで散策マップを配布していますので、それを片手に歩いてみてください。

ふだんは乗客の少ない越美北線ですが、青春18きっぷのシーズンだけは、たくさんの乗客が。いつもこれだけの人が乗ってくれていれば、将来も安泰なんですけどね(写真は越前大野駅)。

こちらは、高岡駅から氷見駅へ向かう氷見線。景勝地・雨晴海岸付近では、海に近すぎで、車窓からはまるで遊覧船のような眺めが楽しめます(写真の島は女岩)。

雨晴駅近くにある「道の駅 雨晴」。まるで豪華客船を思わす白亜の建物が人気。人気すぎて、ハイシーズンは駐車場が満車となり、氷見線で来ることをすすめるほど。道の駅なのに・・・。

国宝「勝興寺」の最寄駅、伏木駅の郵便ポストにはこの方の小さな銅像が置かれています。
この方、どなたかわかりますか?
かつて、勝興寺のあった場所にあった国府に国司として赴任してきた大伴家持です。
万葉集を編纂した人として知られていますね。

一気に飛んで、岐阜県高山市の飛騨高山宮川朝市
飛騨高山の名物といえば、ラーメンと飛騨牛、五平餅、そしてこのみたらし団子。
みたらし団子って全国的には甘辛いタレがかけられていますが、高山のは甘くなく、香ばしい醤油の香りがたまりません。
でも、なんで甘くないのかな?と思ったら、「昔、都のみたらし団子を真似てつくったけど、高価な砂糖が使えず、醤油だけになったんじゃないかな」と朝市の方が仮説を披露してくださいました。

来年の春には敦賀駅〜金沢駅間はJRから第三セクター会社に移管されますので、青春18きっぷで夏の北陸を楽しむなら今年がチャンスです。
是非お出かけください。

それからもう一つ、巻頭の「ご当地いま推し!」では、大野市の半夏生さばも紹介しています。

書店で是非ご覧ください!

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金沢を代表する観光名所の兼六園をマニアックに攻めてみよう【第2回 山崎山編】

「四季折々に美しいといわれる兼六園だけど、1番のおすすめ時期はいつ?」

実はこれ、よく訊かれる質問。

個人的には春夏秋冬、せめて1回ずつ訪ねて欲しいと、以下の記事に書きました。

【金沢観光】兼六園って、いつが一番おすすめ? 最低でも春夏秋冬、4回は訪ねて欲しい、季節によって全く表情が違う名園

でもまあ、旅行で訪れるとなるとそうもいかないのが現実ですね。

兼六園は、6つの兼ねることができない景観が同時に楽しめることからその名がついただけあって、いろいろな風景が楽しめますので、場所によっては、特にこの季節がおすすめ!というのがあります。

今回ピックアップする山崎山は、利用者の多い桂坂口や真弓坂口からですと、一番奥まった場所にあり、そのため、意外とここまで足を延ばさない人も多く、そもそもその存在自体を知らずに帰ってしまうということも。

個人的には、まるで深い山にいるような深閑とした山崎山の佇まいが特に好きなので、すごくもったいないなと思っていますし、ここに行くと、兼六園の印象もだいぶ変わるんじゃないでしょうか。

また、ちょっとうんちくめいたことを言わせてもらいますと、山崎山は金沢城を防衛するために造られた東外惣構の土塁跡といわれ、12代藩主の斉広が竹沢御殿を作った際、庭の築山に改修したものです。中腹にある「御室の塔」は京都の仁和寺の塔を模したもので、母親思いだった13代藩主の斉泰が、公家育ちの母・真龍院のために置いたそうです。

さて、おすすめの季節の話に戻しますと、山崎山はケヤキやカエデ、トチノキなどの落葉広葉樹が多く、別名で「紅葉山」ともいわれている通り、秋の紅葉が実に見事です。でも、春の新緑も生命の息吹を感じさせてくれるフレッシュさがあって、甲乙つけ難い魅力があります。山上には茅葺きのあずまやがありますので、春や秋に訪れたら、ゆったり時間をとってここでのんびりと美しい風景や木々を揺らす風に吹かれてみるのがおすすめです。

ちなみに、強い日差しを遮り、涼しさを感じられる夏も、モノトーンの世界となる冬も魅力的で、結局、春夏秋冬おすすめしたくなってしまいます(汗)。

山崎山の写真も四季折々、いっぱい撮っていますので、まずは写真で四季の変化をご覧ください。

(写真はクリックすると拡大できます《無断転載禁止》)

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写真と文若井 憲 Ken Wakai
フリーランスで編集・ライター・カメラマンを兼務。得意ジャンルは旅行と文化。金沢市在住で北陸地方なら、得意ジャンル以外も実績は多岐にわたる。撮影ができるのも強み
*取材・編集のご依頼はこちら

【column】ゴールデンウィークの近江町市場に思う

5月5日に発生した奥能登・珠洲市を震源とした最大震度6強の地震には驚きました。
被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。そして、1日も早く日常が戻りますように。

さて、今年のゴールデンウィークは金沢も久しぶりに旅行者で大いに賑わいました。
5月4日に近江町市場に寄ってみましたが、ご覧の通りの人出で、思うように前に進めないような状況でした。ほとんどの飲食店には行列ができ、なかでも人気の店は目を疑うような大行列ができていました。
一金沢市民として、これだけたくさんの人が訪れてくれることは、大変光栄であり、喜ばしいことですが、一方で「このままでいいのか?」という複雑な思いもあります。

近江町市場では、飲食店や旅行者向けにその場で食べられるようなものを提供している店は大いに賑わっていましたが、地元の買い物客向けの青果店などは、ほとんどの客が素通りしていました。
もともと「金沢の台所」とも呼ぶこの市場は、「市民あってのもの」。そうやって市民が買い物に来る市場だからこそ、風情があって、旅行者にとっても旅情を味わえる存在となっています。

ゴールデンウィークの人出を見たら、普段買い物に来ている市民の中には、恐れをなして近づくのをやめた人も多いのではないでしょうか。もしかしたら、地元客向けの店の中には、むしろ普段よりも売り上げを落としているかもしれません。
京都では観光客が増えすぎて、市バスに地元の人が乗れなくなって困っているという話を聞きましたが、近江町市場で買い物ができない地元客にとっては、それに同じ状況と言えるかもしれません。

近江町市場は、北陸新幹線が金沢駅まで開業した年に、想定をはるかに超える旅行者が押し寄せて、大混乱となり、地元客離れが問題となりました。その後、「やはり地元客あっての近江町市場」ということを確認・遂行して、地元の買い物客も戻ってきていると聞きます。そんな中での今回の状況を見ると、やはり少し心配にもなってきます。

SDGs未来都市でもある金沢市は今、「金沢SDGsツーリズム」を推進しています。
これは、旅行者と住民が一緒になって、持続可能な金沢観光にしていこうというもの。
これからは、旅行者や観光事業者には「責任ある観光」とも言われるレスポンシブル・ツーリズムの考え方が求められるようになるでしょう。これは、金沢に限ったことではなく、京都や鎌倉などその土地ならでは魅力がある人気観光地はそのような流れになってくることと考えられます。

私はせっかくきてくださった方に対して公害呼ばわりするのは失礼甚だしいと思うので、「観光公害」という言葉は嫌いですが、別の言い方、つまり「オーバーツーリズム」をなんとかしない限り、持続可能な観光にはならないなと、近江町市場の人混みの中で痛感しました。
そして、魅力ある近江町市場を存続させるために、例えば私ができることは、まずは近江町市場以外の金沢の魅力的なスポットをどんどん紹介していくことかななんて思っています。

写真と文若井 憲 Ken Wakai
フリーランスで編集・ライター・カメラマンを兼務。得意ジャンルは旅行と文化。金沢市在住で北陸地方なら、得意ジャンル以外も実績は多岐にわたる。撮影ができるのも強み
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【フォトライターの仕事】リニューアルされた『旅の手帖』で、気持ちいい新緑の兼六園のことを紹介しました

『旅の手帖』(交通新聞社刊)が、この5月号からリニューアルされました!

平綴じの製本で高級感を増し、ロゴも表紙のデザインもワクワク感をふくらましてくれますね。そして誌面の展開も、今までとは大きく変わって、たくさんの情報を盛り込むことから、編集部や取材者が「面白い!」と思ったことを丁寧に伝える形が多いような気がします。

ページをめくると、いろんなテイストのページがあって、このカオスな感じ、紙の雑誌じゃないと出せないテイストですね。
昨今、ビジュアル重視で、テキストがほとんどない雑誌も増えていますが、『旅の手帖』はそんなんじゃなくって、取材者の思いがこもった、読んで追体験できるような文章にしっかりスペースをとっているのもいいです。
今の人は、文字を読まなくなった・・・ってよく言われますが、読まないんじゃなくって、読みたいと思わせるものが少ないからなんだということを教えてくれます。
ただ、記事を書く側で考えると、「すごくハードルが上がったかも?」って心配も。

新しい『旅の手帖』の巻頭には、雑誌にありがちな心地よい写真が並ぶグラビアじゃなく、全国各地に住むライターや編集者が、自分のところの旬のおすすめをご当地愛を込めて紹介する「ご当地いま推し!」という連載があります。
私はその一人として、「兼六園に行くなら5月が一番おすすめ!」という独断と偏見と兼六園愛に満ちた記事を書かせていただきました。

ぜひ『旅の手帖』5月号を実際にお手に取って、その記事は読んでいただきたいのですが、ここではせっかくなので、誌面では使っていない、新緑が美しい兼六園の写真をいくつか貼っておきますね。

5月が一番!と豪語しちゃいましたが、今年はほんと春の訪れが早いので、4月下旬にはベストな新緑シーズンがやってきちゃうかも。

写真と文若井 憲 Ken Wakai
フリーランスで編集・ライター・カメラマンを兼務。得意ジャンルは旅行と文化。金沢市在住で北陸地方なら、得意ジャンル以外も実績は多岐にわたる。撮影ができるのも強み
*取材・編集のご依頼はこちら

【フォトライターの仕事】『旅と鉄道』3月号で飛騨古川を紹介しました

『旅と鉄道』2023年3月号(発行/天夢人・発売/山と溪谷社)で、「新型特急ひだで訪ねる 飛騨古川で日本酒三昧の旅」の4ページの取材・撮影・執筆を担当しました。

1月号の白川郷に続き、JR東海の新型特急ひだ関連の取材でした。
取材は12月下旬で、強烈な寒波が来襲し、北陸自動車道が通行止めになるほどの悪天候。

運悪く通行止めに閉じ込められて、「終わった〜〜」と覚悟しましたが、幸い1時間ほどの遅刻で、飛騨古川に到着できました。

次は、「春の号なのに、この雪景色・・・」という問題が。

こればっかりはどうしようもないし、このあたりは3月で普通に雪が積もるというので、開き直って雪景色の美しさを強調して撮影。それがかえってリアリティーのある構成になってよかったかなと思います。

飛騨古川駅を発車するHC85系

飛騨古川の取材は、2022年は2回目で、すっかりこの町のファンになってしまいました。
今年は取材ももちろん、プライベートでも行きたいなと思っています。

引退が決まったキハ85系の「ひだ」が見られるのもあとわずか

雑誌やwebの記事は取材に行かないで書くことが増えてきましたが、ビジュアルも記事の内容もどう頑張っても似たり寄ったりとなってしまいがち。
その点、実際に取材している記事は、やっぱりリアリティーもあるし、現地で拾った独自の情報が載せられたり、書き手が感じた思いなども反映できるので、絶対にいいですよね。

現地取材は、遠方からライターとカメラマンを派遣させると、どうしても経費がかさむため、ここを削減しようとする流れもあるかもしれません。
私なら、例えば飛騨高山や飛騨古川の取材なら日帰りでもOK(今回は宿の取材もあったため1泊しています)で、経費も1人分で済みます。ギャラは要相談ですが、ライターとカメラマンの2人に依頼するよりは確実に抑えられます。編集者の経験が長いため、誌面構成を考えながら撮影やインタビューを行い、編集者やクライアントの考えを丁寧にくみとった、クオリティーの高い記事を制作する自信があります。

対応エリアは全国どこでもOK! でも、私にご依頼いただくメリットが出せる場所は、北陸三県と、岐阜県の飛騨地方、長野県北部、新潟県上越地方、滋賀県湖北、京都府舞鶴周辺など、東京や関西からは比較的アプローチしにくい場所です。金沢はからは、逆に近いし、土地勘もあります。

経費は抑えたいけど、クオリティーは下げたくないなら、お気軽にご相談ください!

今年もお世話になりました!

今年もあとわずか。
個人的には激動の一年でした。

フォトライターとして認知されるようになって、取材仕事のすべてが撮影込みでいただけるようになったこと。
北陸三県以外に、長野県、滋賀県、京都府(海の京都)、岐阜県(飛騨地方)の取材依頼が増えたこと(得意エリアを増やすのが念願なので、願ったり叶ったり)。
撮影だけの仕事が入ってくるようになったこと(東京の有名なフォトエージェンシーから!)。
編集能力とSDGsの知識を買われて、観光地のSDGsプログラム開発や修学旅行生向けのプログラム開発など、今までとは違ったジャンルの仕事をいただけるようになったこと。
若手ライターや学生の育成に関われたこと。
などなど。

2022年に取材を担当した雑誌など(一部)

雑誌やウェブの取材記事も、まずまず順調に受注することができました。
ただ、2018年のフリーになった時に比べ、明らかに紙媒体の点数は減っています。
時代の流れなのかもしれませんが、ちょっと寂しい。
ドッコイ頑張っている紙媒体は、これからも全力で応援していきたい!

撮影機材の維持費を稼ぎ出すために始めたストックフォトも、最低レベルの目標クリアが見えるところまできました。
飛躍的に仕事が増えたとか、収入が増えたわけではありませんが、少しずつ目指していきたい方向にシフトできつつあるのは、うれしいこと。

12月には短納期の仕事を抱えて、右往左往していた中で、不覚にも新型コロナウィルスに罹患してしまうという失態もありましたが、それでも納期を守れたことは、変な自信にも(笑)。
来年は、フォトライターの仕事はもちろん、今までの経験を少しでも世の中に還元できるようなこと(ライターや観光など)も携わって行けたらいいなと思っています。

同世代からは定年退職やセカンドライフの話題を多く聞くような歳になりましたが、まだまだ伸び代があると実感できる仕事人生を歩んでいることは幸せなことだと思います。
これで、収入も増えてくれれば言うことないのですが(笑)。

今年もお世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

では、良いお年をお迎えください。

(けん)

【フォトライターの仕事】『旅の手帖』8月号で粟津温泉法師を紹介しました

『旅の手帖』2022年8月号(交通新聞社刊/7月8日発行)の特集「皇室ゆかりの地へ」で、皇室をもてなした極上の温泉宿の粟津温泉法師の取材・撮影・執筆を担当しました。

石川県の粟津温泉にある法師は奈良時代に創業、46代にわたり一族のみで経営を続けている世界的にも非常に稀有な存在です。
皇室の方々が宿泊された離れ(延命閣という特別室)は当時とほぼ変わらず、国の登録有形文化財に登録されています。
『旅の手帖』では延命閣の詳細を写真を交えて紹介しています。

延命閣にある懐かしい電話

延命閣は宿泊することもでき、この夏は、ちょっと贅沢にロイヤルステイを楽しんでみてはいかがでしょうか?

明治時代に建てられた玄関棟も国の登録有形文化財

『旅の手帖』8月号の詳しい情報はこちら

【ライターの仕事】旅の手帖2021.9月号「廃線跡ハイキング」

『旅の手帖』9月号では「廃線跡ハイキング」を特集しています。

『旅の手帖』2021.9月号

一見、ちょっとマニアックな特集かと思われそうですが、山の中を歩きながら歴史も振り返ることができる、欲張りなハイキングは、大人好み。
最近、流行りつつある廃墟ツーリズムというのがありますが、廃線跡歩きはそれに通じるものがあるかもしれません。鉄道マニアはもちろん、鉱山跡や近代化遺産、産業遺産などに興味がある方はきっとハマると思います。
この号では、全国各地にある有名な(一度は訪れてみたい)廃線跡を楽しく歩いてみたルポが満載。写真もきれいで、表紙の“日本一美しい廃線跡”って呼ばれている倉吉線をはじめ、行ってみたいところがたくさんできました。「興味あるかも?」と思われた方は、ぜひお手に取ってみてください!
特別付録にはオリジナル「廃線跡カード」も!

特別付録の「廃線跡カード」

名高い廃線跡のラインナップの中で、今回私が担当したのは敦賀駅〜今庄駅間の北陸本線旧線。国登録有形文化財にもなっている明治時代に造られたトンネル群が山中に連なっているのをご存知でしょうか? 特集内で一番多くのページを割いていただき、13キロを超えるルートを歩いてきました。

北陸本線旧線の5ページとトンネルカードの紹介を担当
上の写真を拡大。今回はモデルも(笑)。「装備をしっかり!」というキャッチにあわせて
トレッキングスタイルで歩きましたが、ずっと舗装道路なのでここまでの装備は要りません

クマが出るかも! 歩く人はめったにいない!等々、事前情報では歩きたくなくなるような話ばかりでしたが(汗)、実際に歩いてみたら、実に楽しいルートで、廃線跡歩きにハマりそうです。詳細は、『旅の手帖』をご覧いただければと思いますが、ここでは取材途中に記録用にコンデジで撮影した画像とともにダイジェストでお伝えしますね。

南今庄駅から1時間ちょっとでたどり着く「山中ロックシェッド」。土砂崩れや落石から線路を守っていたもの(国の登録有形文化財)。ここの抜けると山中信号所跡が見えてくる

山中ロックシェッドから20分ほどで到達する山中トンネル。左にはスイッチバックの折り返し線用の珍しい行き止まりトンネルも残る。このルートを最大の見どころ

1キロを超えるこのルート最長のトンネル。徒歩で一人で入るのはなかなか勇気がいるが、中は涼しくて意外と居心地がいい。右手前のライトで照らしているところは待避所

このルートのもう一つの見どころが、誌面でも大きく使われた3つのトンネルが連なるここ。それぞれのトンネルによってレンガの積み方などが違うのも注目

途中、敦賀湾の美しい眺めが疲れを癒してくれる。「北陸のハワイ」とも言われる水島も見える。山の中の廃線跡ですが、ここは海が見渡せるのが特色です

右に延びる県道がかつての北陸本線。当時、車窓の美しさがで定評があったのがよくわかります

今回は、杉津駅跡に作られた北陸自動車道杉津パーキングエリア(上り)まで廃線跡をたどり、山を降りて敦賀駅行きのバスが走っている杉津バス停まで歩きました。約3時間30分のハイキング(といってもずっと舗装された道を歩く)は、普段運動不足の体にはなかなか応えました。同時の鉄道設計の限界だったと言われる1000分の25の急勾配のキツさもしっかりと体感できて、翌日の筋肉痛はしんどかったです(笑)。

福井名物のソースカツ丼。たくさん歩いて消費したカロリーはこれで補充しました!

『旅の手帖』9月号は全国の書店などで発売中!
詳細は下記をご覧ください。
https://www.kotsu.co.jp/products/details/252108.html

ちょっと原稿書いて欲しい。ちょっと写真撮って欲しい。手軽に原稿作成&セルフスタイル撮影を始めました!

・商品紹介文を大量に書かないといけない!

・セミナーや商品発表会の報告レポート、外向けにしたい!

・ついでに写真も載せたいんだけど、キレイに撮る自信がない。

こんな時は、ぜひアウトソーシングをご検討してはいかがでしょうか?

プロのライターに任せれば、クオリティーの高いものが出来あがりますし、ご担当者さまの負担も大幅に軽減できます。

「クラウドで依頼するのはちょっと心配。実際に取材に来て書いて欲しい。でもそんなに予算はない」というときにぜひ。

北陸三県ならば、訪問打ち合わせも可能(交通費別途)。価格は事前に見積もりを提出しますので、安心です。

また、オンラインショップ用の商品、料理のメニュー写真など、撮影のみのご依頼も大歓迎。

セッティングなどをお客様にしていただくセルフスタイルにより、リーズナブルな価格で提供します。

「自分で撮ってもいいんだけど、やっぱりプロに頼みたいな」というときに、ご検討ください。

まずはお気軽にこちらからお問い合わせください。

2020年 お仕事まとめ

2020年、コロナ禍で大変だった中でも、いろいろお仕事をさせていただくことができました。ここでは1年の仕事を、個人的に気に入っているキャッチーなコピーとともに振り返ってみます。
*リンクがあるところは、その記事をお読みいただくことが可能です。

塩をいっさい使わない奇跡の漬物
木曽すんき

 旅の手帖2020.2月号

これで完璧!
はじめてのひがし茶屋街楽しみ方ガイド

 金沢市観光公式サイト 金沢旅物語

昆布を生かしたご当地定番の味
富山おでん

 ジパング倶楽部2020.2月号

古き良き金沢の暮らしも一緒に味わえる
金澤町家で伝統文化を体験する

 旅がもっと楽しくなる かなざわ自由時間

自宅用にもギフトにも喜ばれる
「わたしのまちのお土産品」
金沢出身の文豪・室生犀星の豆本

 マガジンハウス コロカル

大河ドラマの舞台で戦国武将の謎解きに挑戦
明智光秀ゆかりの地

 ジパング倶楽部2020.3月号

現代アートがつないで15年
美術館がまちを変えた!

 旅の手帖2020.5月号

「美と健康」をテーマに、新たな挑戦を続ける

 BeCAL富山 2021年度版

JALスタッフが厳選。
小松空港に並ぶ、魅惑の石川県土産10選

 OnTripJAL

人が守り育てた高山植物の楽園へ
白山高山植物園

 旅の手帖2020.6月号

金沢で温泉旅館に泊まる!
和とおもてなしの心が感じられる旅をしよう

 金沢市観光公式サイト 金沢旅物語

あなたの知らないホタテの世界

 ジパング倶楽部2020.6月号

金沢には花の名所がたくさん!
春夏秋冬、見逃せないお花スポット徹底ガイド

 金沢市観光公式サイト 金沢旅物語

今を生きる作家とならば、
話し合いながら創作することができます

 ジパング倶楽部2020.8月号

遺伝カウンセラー養成専門課程を北陸で初めて開設

 m3.com地域情報

ごちゃまぜの思想
「シェア金沢」の多様性が地域コミュニティを再生する

 地域人第63号

1型糖尿病の研究に打ち込み、
新たな治療法の開発に着手

 m3.com地域情報

“日本一の宿”で過ごす、1泊2日の愉楽

 ジパング倶楽部2020.12月号

金沢は回転寿司がおいしい。
秋の海鮮、食べ歩きの旅

 OnTripJAL

遠隔授業支援システムを独自開発。
福井大流オンデマンド授業で前期授業の遅れ無し

 m3.com地域情報

今年は医療サイトや地域学の専門誌など、新たなジャンルにも挑戦することができた1年でした。ここで紹介したのはほんの一部ですが、なんだかんだ、充実した一年でした。皆様、お世話になりました。

2021年は、まずは何よりコロナを収束させて、安心した暮らしを取り戻したいものです。
では、よいお年をお迎えください!