【フォトライターの仕事】『旅の手帖』2025年9月号で五箇山を特集

早いもので、五箇山と白川郷が世界文化遺産に登録されて、今年で30周年!

月刊『旅の手帖』9月号では第2特集で五箇山の特集を組んでいます。五箇山だけで特集を組むのって珍しいのではないでしょうか? しかも16ページものボリュームをほぼ五箇山だけで構成するのもなかなかないことです。

早朝の相倉合掌造り集落。「熊に遭いませんように」と祈りながら撮った1枚

この特集のうち、11ページ+αの取材・撮影・執筆を担当しました。10ページ以上の担当は久しぶりで、なかなかハードでしたが、五箇山の皆さんがたくさん無理を聞いてくださったおかげで、なんとか〆切を守ることができました。ありがとうございます!

日本最大級の合掌造り・岩瀬家。昔はもっと大きかったというから驚く

さて、特集タイトルは「世界遺産になった日本の原風景 合掌造りの村 五箇山【富山県】」と、王道的な感じになっていますが、五箇山大好きな私が担当するならと、中味は、今までの五箇山のイメージを覆す、多少すっ飛んでいるものになったと思います。
そして、読むほどにいろいろ発見もある、五箇山や合掌造り、田舎暮らしに興味がある方は必読の内容になっていると自負しています。

菅沼合掌造り集落では運良く茅葺の葺き替えに遭遇しました

ちなみに、この号の有名人インタビューは、高志の国 文学館館長の室井滋氏。室井さんの富山愛とともに、人柄が伝わってくる面白い内容。ますますファンになりました。

あとは、室井さんが五箇山特集を見て、「なんじゃこれは!」って思っていないことをただ祈るのみ(笑)。

『旅の手帖』9月号は全国の書店で発売中です!

*写真は取材時に撮影したボツカットで構成しました。トップの蛍の写真は比較明合成です。合掌造り集落の蛍は集落内に宿泊しないと撮影できないレアなものです。

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【フォトライター&カメラマンの仕事】最近公開された成果を3つ紹介します!

ずは、金沢市観光協会の『金沢旅物語』 

金沢には伝統の技を小さな世界にギュッと閉じ込めた、唯一無二のアクセサリーを手がける
工芸作家さんがたくさんいらっしゃいます。
そんな魅力を金沢市観光公式サイト「金沢旅物語」で特集記事にしました。
撮影、ライティングとも担当。

https://kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/article/detail_620.html

(トップの写真は加賀象嵌作家・前田真知子氏の作品)

次は、北陸の農を応援するメディア『農援ラボ

石川県小松市の中山間地で、
ナスもピーマンも金時草も生で食べられる、
驚きの農法を実践している西田農園を取材しました。
撮影、ライティングとも担当。

https://nouenlabo.com/posts/20250806

最後は、漁業の未来を考えるフリーマガジン『フィッシャリージャーナル』 

7/25(金)発行の最新号で、新湊漁協のシロエビ漁師の画期的な働き方を紹介する記事の撮影(カメラマン)を担当しました。

https://fisheryjournal.jp/79704/

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【フォトライターの仕事】ジパング倶楽部WEBで越美北線を紹介

JR6社のシニア向け旅行会員組織「ジパング倶楽部WEB」の鉄道秘境旅特集で、福井県の越美北線を取材・撮影・執筆しました。

メインカットは特集全体のイメージカットにも使用されました。「越美北線ってこんなすごいところを走っているんだ!」と思っていただける自信作ですが、権利の関係でここではお見せできず、ぜひリンク先でご覧ください。

https://www.toretabi.jp/zipangclub/page/plan_shun2507_nishi.html

鉄道だけでなく、一乗谷や大野の観光やグルメ情報もしっかり紹介しています。

私が大好きな道の駅九頭竜で販売している舞茸弁当も!

この夏、越美北線に乗って出かけてみませんか?

元は編集者でライターをメインに活動してきましたが、カメラマンも兼ねるようになってから、確実に受注機会が増えているような気がします。さらに嬉しいことに、カメラマンだけの依頼も急に増えてきました。

ここ最近は売上ベースで、フォトライターが5、カメラマンが3、ライターが2くらいかな。ライターだけの仕事をカメラマンが上回っています。

実はカメラマンになることがずっと前からの密かな夢だったので、この歳になって夢が叶った気がします。

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【フォトライターの仕事】ジパング倶楽部WEBで金沢・長町武家屋敷跡の新名所を紹介!

旅行会員誌『ジパング倶楽部』のWEB版で、金沢の観光名所・長町武家屋敷跡で、この春から一般公開が始まった「千田家庭園」(金沢市指定文化財)を取材・撮影・執筆しました。

兼六園の影響を強く受けているというお庭は、長町武家屋敷跡を流れる大野庄用水の水が取り込まれている池泉回遊式で、規模はそれほど大きくはありませんが、とても美しく、見応えがあります。

西南戦争で西郷隆盛の首を発見した人物としても知られる千田登文(のりふみ)の功績や千田家庭園の特徴を紹介する資料館も併設されています。

場所は武家屋敷跡 野村家の隣です。2つの庭園を見くらべて見るのもおすすめ!

詳細は下記のジパング倶楽部WEBの記事をご覧ください。
https://www.toretabi.jp/zipangclub/page/tabineta2506_2.html

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【フォトライターの仕事】旅の手帖2025年2月号から新連載開始!

『旅の手帖』2024年5月号から始まった連載「能登から伝えたいこと」。能登に関係が深い方にリレー形式で毎回、能登への思いを語っていただいた連載で、読者の人気も上々とのことでしたが、そろそろ次のフェーズに、つまり「能登へ出かける」という段階にしてもいいのではないかと、編集長とも話し合って、2025年2月号から「来て、見て、能登」という新しい連載にリニューアルしました。

第1回はリブート珠洲の「復興支援ツアー」を取材しました。被災者でもあるガイドの方の話を聞きながら訪ねる震災や豪雨の被災地からは、災害の恐ろしさとそれを自分ごととして考える機会となりました。

一人でも多くの方に、このツアーの参加していただければと思います。

リブート珠洲
https://rebootsuzu.com

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2024年のふりかえり

今年も一年、ありがとうございました。

元日の能登半島地震で大変な一年となってしまいました。

遠く離れた川崎に住み、地震に影響を心配してくれた母親が5月に逝去しました。
生前、ずっと私の仕事のことを心配してくれていた母親が、空の上から仕事を手配してくれたのでしょう、新規の取引先や久しぶりに復活していただいたクライアントも何社かあって、おかさまで目まぐるしく過ぎた一年でもあります。
取引先の数だけ、仕事の進め方があり、その数が増えれば混乱することもありますが、学ぶことがとても多く、いい刺激をいただいています。

今年はフォトグラファーとしての足場を固めたいと考えていましたが、撮影をメインとした仕事も着実に増えて、表紙を飾るなど、実力をアピールできる実績を少しずつですが積み重ねることもできました。

年齢を重ねていくと、ライターとフォトグラファーを兼務するフォトライターを続けるのはだんだんキツくなってくることを見越し(まだしばらくは大丈夫ですが)、プロのライターとして、そしてプロのフォトグラファーとして、個別の仕事をもっといただけるように、よりそれぞれの技を磨いていきたい、そんなふうに考えています。

ライターを専業としてやっていくのが難しい世の中になってきていることをひしひしと感じる昨今、「プロに頼んでよかった」と思っていただけるよう、お受けした仕事は全うしていくつもりです。

そして、能登半島。

私が石川県に移住を決めた大きな要因だったのは能登が大好きだから。情報発信をすることで少しでも能登の復興の一助になればと思い、これからも能登を応援していきます。

今年はファンだった著名人も何人かが亡くなってしまいました。思えば、自分の音楽アプリのライブラリーは故人がだいぶ増えたなぁと、歳を重ねるってそういうことでもあるのかなと、しみじみ感じています。

喪中につき、新年の挨拶は遠慮させていただきます。

では、みなさん、来年は「まずは今年以上にいい年にする」ことを目標にがんばりましょう。

良いお年をお迎えください。

(写真は地震の影響も心配されましたが、見事に咲いてくれた能登鹿島駅の桜)

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【フォトグラファーの仕事】Wabunkaで農口尚彦研究所を撮影

上質な非日常体験を予約できる「Otonami」の訪日外国人向けのサイト「Wabunka」で、日本を代表する杜氏のお一人として知られる農口尚彦氏とその研究所を撮影しました。

写真は今回のものではありませんが、研究所からも近い荒俣峡の清流です。

酒造りには水が欠かせず、この辺りには白山連峰から流れ出る豊かな水があります。https://wabunka-lux.jp/stories/noguchi-naohiko/

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ソニー・イメージング・プロ・サポート

私の愛機ソニーα7M4のストラップがだいぶ汚れてきたので、新しいのに交換しました。

ジャジャーン!! ソニーオフィシャルのプロストラップです!

ありがたいことに、ここ最近は撮影の比重が高い仕事も増えていて、機材のメンテやバックアップなど、プロカメラマンとしてサポートを受けたいと思い、入会しました。

カメラマンとしての仕事の実績がないと入会できず、実績や所有機材などの書類審査や面接もあるんですよ。
ソニーが認めた「プロカメラマン」というのはちょっと言い過ぎかもしれませんが、撮影を生業としている人じゃないと入会できませんから、こういうのに入っておけば、「ついでに写真も撮ってくれるライター」「一眼レフカメラで写真が撮れるライター」っていうカテゴリーからも脱出できるんじゃないかと期待しています。

新規の取引先から、カメラマンとして、あるいはライターとしてお仕事の依頼があって、両方できるとわかると、「じゃあ両方お願いします!」という案件も増えています。
経費が1人分で済むということもありますが、取材に行ってくれるライターやカメラマンがなかなか手配できなくてという声も聞きます。

最近はカメラマンとライターの両方分のギャラをいただけるクライアントも増えてきて、ありがたいです(いままではおまけ程度というのがほとんどでした)。

まだまだ認知度が低い「フォトライター」。ソニー・イメージング・プロ・サポート入会で「プロカメラマン兼プロライターだよ」というアピールになればいいなと思っています。

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【フォトライターの仕事】『北陸デスティネーションキャンペーンガイドブック』を担当

『JR時刻表』の交通新聞社が発行する月刊『旅の手帖』。
9月10日に発売となった、10月号には『【特別付録】北陸デスティネーションキャンペーンガイドブック』が付いてきます。
付録といっても約100ページもあって、そのうちの30ページほどを担当しました。

さすがに全部取材というわけにはいきませんでしたが、伝統工芸の特集ページをはじめ、気になっていたところや新しくオープンしたところなど、時間がある限りは、現地にも足を運びましたよ。

本誌(A4変形判)よりも一回り小さいB5判です。

表1(表紙)の福井県立恐竜博物館と輪島塗の写真も自分のものです。

表4(裏表紙)の広告、北陸人にはたまらない〜〜。

せっかくなので、ボツカットからいくつかさわりだけ紹介しますね。

こんなすごい光景が見られるところが福井県にあるって知っていましたか?
なんか、男性アイドルグループのPVで撮影されたとかで、若い女性がたくさん来ています!

福井県は伝統工芸の宝庫。いろいろありますよね。今、旬なのは大河ドラマでも登場してたコレでしょう。

金沢おでんの老舗も。取材の時は夏真っ盛りでしたが、この夏は新幹線開業効果で大忙しだそうです。

震災の爪痕が残る輪島塗会館で。輪島塗の加飾には「蒔絵」と「沈金」がありますが、その見分け方ってご存知ですか? 答えはぜひ輪島でお聞きください!

デコ盛って言う伝統技法で作られた九谷焼の「ひゃくまんさん」。

井波彫刻といえば欄間! 3次元的に、しかも見えげた角度で一番よく見えるように作られる欄間は彫刻の中でも最上級の難しさだとか。今は作っている彫刻師も少ないそうです。

ちなみに、本誌の方でも「能登から伝えたいこと」を連載中です!

気になった方は、ぜひ書店でお買い求めを!
旅の手帖10月号
https://san-tatsu.jp/tabite/articles/339340/

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【フォトライターの仕事】旅の手帖2024年4月号で福井県を紹介しました

『JR時刻表』の交通新聞社が発行する月刊『旅の手帖』。
その2024年4月号では「新しい北陸」を大特集しています。

福井県の勝山市と一乗谷朝倉氏遺跡、そして新たな北陸新幹線の終点となって注目の敦賀市と、10ページの取材、撮影、執筆を担当しました。

今回の取材で一番興味深かったのが勝山市の「白山平泉寺旧境内」。
発掘された450年前の石畳の上を歩くことができ、歴史好きには感慨深いものがあります。
あとは、今では福井を代表する観光スポットで、昨年7月にリニューアルされた福井県立恐竜博物館。リニューアルと同時に始めた「化石研究体験」は、アトラクション感覚で楽しめ、旅の思い出作りにもぴったり。

福井のおいしいものもたくさん紹介しています。
ここでは、写真でいくつかをピックアップしましょう。

勝山で出逢った名人が打つそば。3通りの食べ方ができるのもうれしい

敦賀で見つけた日本チャンピオンが淹れるコーヒー

敦賀で出逢った上品な海鮮丼

福井のご当地グルメといえば「ソースカツ丼」だけど、実は「パリ丼」もおいしいということを知った

ちなみにパリ丼は敦賀ヨーロッパ軒が発祥の店で、創業者がヨーロッパ旅行中に思いついたことからパリ丼と名付けたそうです。さらにちなみに、次点候補として「ロンドン丼」というのもあったらしいです。ろんどんどん・・・注文しにくい、笑

今回の特集では能登は紹介できませんでしたが、編集長が編集後記で「能登特集は改めて」とおっしゃっているので、能登特集を楽しみに待ちましょう!

気になった方は、ぜひ書店でお買い求めを!

旅の手帖4月号
https://san-tatsu.jp/tabite/articles/298809/

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